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【迷惑・トラブル】主治医にお中元を贈ってはいけない3つの理由!

お中元は感謝の気持ちを品物に変えて贈るものです。

様々な立場でのやり取りがありますが、患者の立場から医者にお中元を贈るのはおすすめできる行為ではありません。

どうして贈ってはいけないのか?

親しい医者でもマズいのか?

感謝を示すにはどうしたらいいのか?

こんな医者へのお中元の疑問を解説します。

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病院への贈り物はトラブルのもと

その昔は「医者に付け届けをすれば融通が利く」と思われていた節がたしかにありました。

今でも年配の方には、医者にお中元や礼金を渡すのに抵抗がない人もいます。

例えば治療の順番を早めてもらえるとか、病室で特別な配慮をしてもらうとか。

ドラマなどのイメージで、特別な治療を優先して施してくれるなんて考えもあったかもしれません。

言葉は悪いですが『賄賂』ですよね。

 

しかし、今はそのような考えはほぼありません。

「お中元を贈ったので便宜を図ってくれたよ」と言う人がいるかもしれませんが、おそらくお中元無しでも融通をきかせてくれたはずです。

病院側としてはできることはできるし、できないことはいくら積まれてもできません。

贈り物や礼金の有無で治療法や力の入れ具合が変わることはありえませんよ。

 

 

★受け取り禁止病院も多い

医師・看護師関係なく贈り物は一切受け取らないという病院も増えています。

規模の大きな病院ではほとんどそうですね。

 

病院というのは、患者からも家族からも何かと不満が出やすい場所です。

そんなところで、別の患者が医師に贈り物を渡すのを目撃されればあらぬ誤解を受ける原因になります。

 

「贈り物をしたからあいつが窓際のベッドになった」

「賄賂を贈らなかったからうちの人は手術に手を抜かれた」

 

病院としてはこんな根も葉もない噂を立てられないための自衛の意味があると思います。

軽い差し入れくらいならいいじゃないか、という考えもあると思いますが、周りから見れば贈り物の豪華さなどわからないので同じです。

感謝の心遣いがトラブルの元になるのは悲しいのでやめたほうがいいでしょう。

 

医者によけいな負担をかける

賄賂的な意味はなくただ感謝の意味でお中元を贈りたい、という方もいると思います。

郵送すれば他の患者の目にとまることもないだろう、と。

 

しかし、医者側からすると受け取りっぱなしにはできません。

常識的なお医者様ほど礼状を送ったり、場合によっては何がしかの品物を返さなければと気を使います。

医師は激務なので、何人もの患者にこれをするとなるとその負担は計り知れません。

お礼の贈り物がかえって迷惑をかけることになってしまいます。

感謝の押しつけにならないように患者側から控えるべきでしょう。

 

お中元は一度きりではない

医者相手に限った話ではありませんが、お中元は一度きりのお礼とは違います

年末のお歳暮や翌年のお中元とずっと続いていくものです。

先々を考えるとお互いに負担が大き過ぎますよね?

お礼を渡す方便としてお中元を贈ろうとしているならやめたほうがいいです。

推奨はしませんが、どうしてもお礼を渡したければお中元とは別の形で渡すほうがいいでしょう。

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感謝は言葉や手紙で示す

ではお医者様に感謝を示すにはどうすればいいのでしょう?

 

医師は患者を元気にすることが仕事ですよね?

ならば、「元気になりました、ありがとうございました」と言葉で伝えるのが患者からの最大の贈り物です。

むしろその感謝がないと、激務もやってられないのではないでしょうか?

儀礼的な物を贈るより何倍も心に響きますよ。

 

かしこまった言葉は不要です。

「こんなふうに楽になった」

「よくなってこんなことができるようになった」

と具体的な喜びを伝えましょう。

人は元気になると病院には近づかないもの。

医者にストレートな感謝の言葉を口にする人は意外に少ないです。

 

もちろん看護師に対しても同じで、つまらない菓子折りを渡すよりありがとうの気持ちをはっきり伝えましょう。

退院時やその後の外来が伝えるいいタイミングだと思います。

 

口下手や小さな子で言葉で伝えにくいなら感謝の手紙を書くのもありですね。

素直な気持ちを綴ってみてください。

 

個人的な付き合いがある町医者は?

完全に顔見知りになっている町医者ではどうでしょう?

これだと医者と患者より「ご近所付き合い」に近いので、お土産おすそ分けレベルの贈り物まで禁止する必要はないと思います。

(それでもお中元はやめたほうがいいと思いますが…)

 

ただ、それをすることで医者の仕事での見返りを求めてはいけませんよ。

付き合いのある患者さんなら時間外に具合が悪くなったときにも診てもらえるかもしれません。

しかし、最初からその好意を期待して贈り物をするのは間違いです。

お土産をあげたご近所さんにゴミ当番を代わってもらえなかった、と恨み言をいうのは筋違いですよね?

もちろん、何かをもらったからといって医者が手厚い治療をできるはずもありません。(過剰診療になってしまいます)

 

まとめ

医者の立場を考えれば、お中元や付け届けは控えるべきだとわかっていただけたでしょうか?

感謝は物でなくても伝わります。

お世話になっているお医者さんにはものではなく、言葉やお礼状で「ありがとう」を伝えましょう。

変な気を使わせない上に、ギフトよりも感謝が明確に伝わりますよ。