煮ると出汁がしみ込んで美味しくなるこんにゃく。
ダイエット食材としても注目を浴びる存在です。
でも、こんにゃくって独特の生臭さを感じませんか?
お料理前にこんにゃくの気になる臭いを取ってしまう方法を紹介します。
とても簡単なうえに味も染みやすく食感もよくなりますよ!
一番シンプル!電子レンジで下ごしらえ
- こんにゃくを水で洗う
- 適度な大きさに切る
- 耐熱皿にこんにゃくを入れて水を入れる
- 電子レンジ(500W)に5分間かける
- 水気を切って、粗熱を取ってから使う
一番簡単なレンジだけの下ごしらえです。
電子レンジに入れる前の手間を考えても5分あればできます。
耐熱皿にはこんにゃくが浸るくらいの水を入れます。
要はレンジでこんにゃくを下茹でするということですね。
かける時間は一般的な500Wで100gに対して2分間が目安です。
こんにゃく1枚だとしっかり5分くらいは温めましょう。
★こんにゃくは手でちぎろう!
こんにゃくをカットする時は包丁できれいに切るよりも、スプーンで一口サイズに雑に切り取るか手でちぎるという方法がおすすめです。
こうすることで断面が荒くなって味が染みやすくなります。
ズボラ主婦の私ももちろんこの方法です。
美味しくなるうえに包丁も使わなくて済むんですから、やらない手はないですよね。
★「塩もみ」して消臭と味染み効果アップ!
レンジに掛ける前に塩もみしておくと、より臭みのないこんにゃくにできますよ。
こんにゃくを切った後に塩を軽く振りかけて揉みます。
こうすることで浸透圧によってこんにゃくに含まれている水分が出てきます。
染み出た水を軽く洗い流して準備完了です。
こんにゃくが臭うのは、作る時に凝固剤として使う水酸化カルシウムとアクが原因です。
レンジの温めでもアクはとれますが、塩もみで水酸化カルシウムを含む水分を出しておけば臭いをさらに抑えることができます。
さらに、こうして下処理を済ませたこんにゃくは味がよく染みるようになるんです。
水分があった隙間に出汁の味が入り込むわけですからね。
ちょっと手間ですが、塩もみのひと手間はぜひ加えておきましょう。
レンジなしのこんにゃく下ごしらえ
もちろん、電子レンジを使わなくてもこんにゃくの臭いを取ることはできます。
先程紹介した「塩もみ」のひと手間も交えて順を追ってみましょう。
- こんにゃくを適度な大きさに切る
- 塩を振って揉み込み、水分を出す
- 水でよく洗う
- 鍋に水を入れたっぷり入れ、沸騰させる
- 沸騰したお湯に切ったこんにゃくを入れ、5分ほど茹でる
- ざるにあげて水を切り、湯気がなくなって粗熱が取れるのを待つ
お湯は沸騰させてからこんにゃくを入れましょう。
5分ほどと書きましたが、小さめのこんにゃくなら3分くらいでも大丈夫です。
茹で時間が長すぎると、かえって固くなってしまうので注意してください。
また、冷ますときはざるにあげたらそのまま放置してください。早く冷めてほしいからといって水をかけたり、氷を入れたりするのはダメですよ。
糸こんにゃくの下ごしらえは?
糸こんにゃくも基本的には同じ方法で下ごしらえできます。
短く切る必要はありませんので、電子レンジでも鍋でも加熱から始めて大丈夫です。
最近はアク抜き不要の糸こんにゃくも多いですよね。
それでも水洗いだけはしないと臭いが残るので注意してください。
空炒り
糸こんにゃくの下ごしらえでおすすめが空煎りです。
熱したフライパンで下茹でしたこんにゃくを乾煎りします。
水が出てぱちぱちと音が出ますが、そのまま続けてください。
こうしてさらにこんにゃくの水分を排出することで、臭う成分が外に出て美味しさがしみ込むスペースが増えていきます。
プリッと食感も良くなりますよ。
まとめ
昔のこんにゃくと違って、今の製品はアク抜き不要と書かれているものが多いです。
それでも下ごしらえをするのとしないのとでは料理の味が全然違います。
少なくとも下茹でだけはした方がいいと思いますよ。