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伝統のアナログ遊戯!正月遊びに込められた意味とは?

 

子供たちの遊びは年々進化していきます。

ですが、昔から伝わっているアナログな遊びもやってみると楽しいものですよ。

しかもそれぞれにとても縁起のいい意味があります。

古臭いものとと言って敬遠せず、お正月にはお子さんと一緒に伝統的な遊びはいかがですか?

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独楽

くるくる回る独楽には、物事がうまく回るという意味が込められています。

うまく回った独楽はきれいに直立しますよね。

その姿から一人立ちできるという意味もあるんです。

とても縁起のいい遊びなんですね。

 

独楽まわしには2つのタイプがあります。

1つは軸を指で持ってくるんと勢いを付けて回すもの。これは簡単なので小さなお子さんでもすぐ遊べます。

 

もう1つは紐を巻き付けて回すタイプ。

これは紐の巻き方などにもコツがありますので、すぐに楽しむのは難しいかもしれません。

紐を巻く方向と投げる方向に決まりがあって、間違えると絶対に回らないんですよね。

むずかしいからこそ、おじいちゃんやお父さんとお子さんの3世代で楽しむことができる遊びです。

 

凧の歴史はとても古くて紀元前にはすでに存在したと言われています。

日本で凧が一般的にあげられるようになったのは江戸時代に入ってから。

庶民の遊びとして流行しただけでなく、男の子の成長を願う意味を込めた祝い凧もあげられていました。

凧が高くあがればあがるほど願い事が神様の近くまでいくと言われていたそうです。

今でも端午の節句には、大きな凧をあげるイベントが各地で行われています。

 

お正月と凧が結びついたのにはこんな由来があります。

立春の季に空に向くは養生のひとつ」という言葉があるのをご存知でしょうか。

立春(旧暦の正月)のころに空を見上げるのは健康によいですよ、という言葉です。

凧をあげるとどうしても空を見上げますよね?

そこで、お正月には凧をあげて元気に過ごそう、となったのです。

 

福笑い

福笑いをお正月にやる意味はなんとなくわかりますよね。

笑う門には福来る」とよく言います。

できあがった面白い顔を見てみんなで笑うことで、1年の始まりのお正月にたくさんの福を呼び込もうという縁起のいい遊びです。

 

目隠しをした人が輪郭が描かれた紙の上に顔のパーツを置いていくシンプルな遊びです。

単純なだけに、大人も子どもも同じような目線で楽しむことができます。

使うパーツも手作りで簡単に用意できますので、準備段階から楽しめる遊びとも言えますね。

 

羽根つき

うまく返すことができないと、顔に墨でいたずら書きをされてしまう遊び…羽根つきにはそのイメージが強いのではないでしょうか。

木でできた羽子板で、羽の付いた小さな球を打ってラリーを続けるスポーツ的要素も含まれた遊びですね。

 

実は羽根つきには厄払いの意味があるんです。

1年の厄をはねて子供たちが健やかに成長できますように、という願いが込められています。

顔に墨を塗るのも、魔よけのおまじないとしてなんだとか。

ただの罰ゲームじゃなかったんですね。

 

すごろく

正月遊びと言えばすごろくがパッと頭に浮かびます。

すごろく(双六)の歴史は古く、日本最古の小説「源氏物語」にも登場するほどです。

もっともこの頃のすごろくは、盤双六と呼ばれて今のすごろくとは別物の遊びでした。

囲碁や将棋のように実力が反映されるボードゲームありながらサイコロを使った運要素もあるので、博打遊びとして貴族の間で流行したのです。

 

現在のような形のすごろくは江戸時代に確立されて、絵双六と呼ばれて親しまれました。

サイコロ任せ運任せの遊びなので、大人も子どもも一緒に楽しめることからお正月の定番遊びになったと言われています。

新年の運試し的な要素もあるのかもしれませんね。

 

かるた

 

かるたは、室町時代に外国船から入ってきたカード遊びが元になった遊びです。

長い年月をかけて日本古来の花合わせ・貝合わせ・歌合わせと融合していって、江戸時代には子どもたちの勉強のために「いろはがるた」が作られました。

 

縁起物というよりは教材という意味合いが大きかったようですね。

大人数で遊べてほどよい遊戯性もあるので、家族親戚が集まる正月になじまれるようになったと考えられます。

 

けん玉

ザ・日本の遊びというイメージのけん玉ですが、その元になったのは象牙や鹿の角を使った海外の遊びではないかと言われています。

私たちが思い浮かべるけん玉になったのは比較的最近で、大正時代に「日月ボール」として普及したそうです。

玉を太陽、持ち手の底にある小さい受け皿を月に見立てたところから名づけられました。

 

正月に遊ばれるようになった理由はハッキリしません。

日月ボール……太陽……日の出……新年。

縁起をかつぐ日本人がこんな連想でお正月と結びつけていったのではないでしょうか。

 

まとめ

  • 独楽:事態がうまく回る・一人立ち
  • 凧:見上げて健康に
  • 福笑い:笑う門には福来たる
  • 羽根つき:厄をはねる
  • すごろく:新年の運試し
  • かるた:遊び+教養も
  • けん玉:太陽を象徴

 

子供の頃に遊んだことがある、懐かしい遊びのオンパレードだったのではないでしょうか。

せっかくですから、お子さんに遊び方と意味までを教えてあげてくださいね。

ぜひ次の世代へと受け継いでいってほしいものです。