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ノロウイルスは加熱しても死なない?牡蠣を食べる時の注意点は?

英語表記で『R』がある月は牡蠣を楽しめる時期、なんて言われますよね。

でも、牡蠣は食中毒が気になりますよね。

特に、しっかり火を通したのにあたった、なんて話を耳にするとどうしていいのかわかりません。

牡蠣を安全に食べる方法についてまとめました。

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加熱してもあたるのはなぜ?

牡蠣には厳しい表記基準があります。

生で食べていいものには「生食用」の表示。ダメなものには「加熱調理用」のように加熱が必要なことを示さなければいけません。

生食用の処理をしていない加熱調理用の牡蠣を、加熱なしで食べるのが危険なのはわかりますよね。

 

ところが、加熱した牡蠣を食べても当たった経験がある方も少なくありません。

牡蠣による食中毒の多くはノロウイルス、貝毒、腸炎ビブリオが原因です。

 

 

 

★貝毒

海水をたくさん体内に取り入れる牡蠣は、同時に有害なプランクトンも吸収しています。

その毒がたまった牡蠣の身を人が口にすることで、下痢やけいれんなどの症状を起こします。

貝毒は熱に強いので自分で処理することは難しいです。しかし一般的に流通している牡蠣ならば管理がしっかりしているためそこまで心配する必要はありません。

 

 

★腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオは海水の中にいる細菌で魚介類に付着します。

人が食べると激しい腹痛や下痢、嘔吐などの症状が出ます。

真水・熱に弱いという特徴があるので、よく水で洗い加熱することで防ぐことができます。

 

 

★ノロウイルス

牡蠣が旬の寒い時期に流行するウイルスで、感染力の強さが恐れられています。

わずかな量でも発熱・腹痛・下痢などを引き起こします。

適切な加熱処理で予防することができます。

 

牡蠣を安全に食べるポイント

保存のときに手を抜かない!

 

きちんと保存すれば菌やウイルスが死ぬから、という理由ではありません。

ここで重要視しているのは菌を増やさないということ。

表示を確認して冷蔵でいいのか冷凍の方がいいのか、適した方法で保存し、消費期限内に食べましょう。

 

生で食べず、しっかり加熱!

ノロウイルスや腸炎ビブリオは熱に弱いので、加熱調理で食あたりを予防することができます。

 

中心温度を85度以上で90秒以上加熱するのが理想的です。

火を通してもノロウイルスに感染したケースは、加熱が足りなかったという可能性が高いですね。

味は多少落ちてもしっかりと加熱しましょう。

 

人や調理器具からうつる場合も

加熱してウイルスや菌を死滅させた牡蠣でも、ノロウイルスの付いた手や調理器具が触れてしまえばなんにもなりません

 

下処理をした後には、手を石鹸と流水でよく洗います。

調理器具はエタノールで消毒するように心がけましょう。

加熱消毒や塩素系漂白剤を使えばより効果的です。

 

牡蠣の外食は避ける

食中毒のニュースを見ると、いつも通り仕事をしていた元気な調理師がウイルスの持ち主だったなんていう話がよくあります。

管理が万全でも絶対安心とは誰にもいえません。

ちょっと極端ですが「誰も信用しない!自分で調理した牡蠣以外は食べない!」という意見も正解の1つと言えるかも。

 

体調の悪いときには牡蠣を食べない

牡蠣は元気な時に食べる!

バカバカしいと思うかもしれませんが、これも大切なポイントなんです。

体調が悪いときは免疫力も下がっています。

そんなときに菌やウイルスをもらったら重篤化しやすいです。

「今日は調子が悪いな」と感じているときには牡蠣は食べない方が、当たる確率もぐっと減りますよ。

 

まとめ

私も牡蠣は大好きでよく食べますが、幸いなことにまだ当たったことはまだありません。

腸内環境を良くしておこうと普段から意識しているせいかもしれません。

『海のミルク』ともいわれるくらい栄養豊富な牡蠣ですから、食べられる時期には楽しんでおきたいものです。美味しく食べるために、守るべきことはしっかり守っておきましょう。

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