子供の頃には雪が降るとテンションが上がっていましたが、大人になると予報を聞いただけでうんざりしてしまいます。
とくに大変なのが滑りやすい雪道での通勤です。
いつもと同じ履物ではどれだけ注意してもズルっといきます。
転ぶのもイヤですが、滑ったときの腰への負担が怖いんですよね。
雪でも滑りにくい安心感のある靴についてまとめました。
そもそも、雪の上はなぜ滑る?
雪上を歩くと、靴底と雪の間の溶けた水が潤滑油のような役割を持ってしまいます。
靴底を拭いて水を取り除ければ滑りません。
ところが、氷状になった雪に圧力がかかると融点が下がってどんどん溶けていきます。
これでは油の上を歩いているようなものなので拭いてもキリがありません。
雪で滑らないように腰を落として歩く姿は、どこかぎこちなく見えるものです。
はっきり言うとあまり格好のいいものではありませんよね。
さっそうと歩くためにも、履くものは雪対策がきちんと施してあるものを選びましょう。
スニーカーでも危ない・滑らない靴を選ぶポイント
★雪の日に履く靴のポイント
■深い溝がついている
■固い靴底はNG
■靴の深さがある
■防水性に優れている
革靴がダメなのはもちろんですが、普通のスニーカーもあまりおすすめできません。
つるつるの革靴に比べれば靴底に溝があるだけいいのですが、滑り止めの効果としては頼りないです。
中途半端な溝では水はけが悪くてかえって滑りやすくなってしまうこともあります。
スニーカーを履くなら、できるだけ溝が深いものを選んで防水加工のスプレーをした方がいいですね。
しかし、できればスニーカーではなく本格的な雪専用の靴を1足用意しておきたいです。
選ぶときに注目してほしいのはやはり靴底です。
溝が深くてスパイクがついているものがベスト。
柔らかいゴムを靴底に使っているものもいいですね。滑り止め材入りのゴム底というようなものも販売されています。
脅威のグリップ力・おすすめの滑らない靴
滑りにくい靴を3タイプに分けて紹介します。
ショートブーツタイプ
アウトドア用品として有名なモンベルのショートブーツです。
雪山を歩く登山用商品などもたくさん出していますので、安心できるブランドですね。
靴底は雪はけがいいブロック状の溝が刻まれていて、パンツの裾をブーツの中に入れられるアジャスターが付いています。
確かに雪の日って裾が汚れますからね。
汚れに気を使ってかえって転んだりもします。
カジュアルシューズタイプ
[コロンビア]クイックミッド 16 オムニテック YU3798
コロンビアというアウトドアスポーツのアイテムをたくさん手掛けているブランドのシューズです。
カジュアルな見た目なので街中でも履きやすそうですね。
頼りなさそうですがしっかり防水加工と蒸れ対策が施されています。
雪の日も湿気が靴の中に溜まると、なんともいえない気持ち悪さがありますから…。
靴底もかなりごつごつとした深い溝で滑りにも強く出来ています。
靴に装着するタイプ
タイヤチェーンのように手持ちの靴に自在に取り付けられる滑り止めです。
スニーカーだけでなく革靴にも装着できるのが、サラリーマンにはありがたいですよね。
雪がない道路でつけていたら歩きにくいので、あくまで非常用といったところでしょうか。
雪の多い地域なら、置き傘ではなく置きスパイクがあると安心かも。
ただ他と違うのは、靴そのものはむき出しで雪対応ではないということ。
履いている靴に防水加工のスプレーをしていくなど、ひと手間かけたほうが快適かもしれません。
まとめ
濡れるし転ぶし電車は止まるし……雪が降るのが楽しみだった子供の頃が懐かしいです。
せめて怪我しないように雪の日の準備はしっかりしておきたいですね。