私は以前、イギリスのケンブリッジに留学をしていました。
そのこともあってイギリスにはいい印象を持っているのですが、悲しいことに世間では「イギリスの食事は美味しくない!」と広く言われていますよね。
本当にイギリス料理はまずいのでしょうか…。なぜ美味しくないと言われてしまうのか気になりますよね。
今回は私の経験談も含めて、イギリス料理はどうして美味しくないと言われてしまうのか考えてみました。
イギリスの料理が不評な理由は?
イギリス料理は美味しくないと言われる理由を独自に分析しました。
といっても留学中のことなので高級なレストランなどにはほとんど行っていません。
基本的にはケンブリッジ大学内の学食で、外食も庶民的なところばかり行っていました。(観光地に行くときだけはちょっといいお店に入りました)
■味付けがない!
そのままの通り、イギリスの料理には味付けがないものが多いのです。
ジャガイモをマッシュしたもの、ニンジンを茹でたもの、ハンバーガーでも中にソースが入ってなかったり……本体に味が付いていない料理が多かったのを覚えています。
友人に「味付けはテーブルの上に置かれた調味料で味付けをするんだ」と教えられたので毎回調味料を使ってました。
まずいというより味気ないといったところでしょうか。
■食事の料金が高い
もちろんイギリスの中にも、絶品とまではいかないけれど普通に食べられるレストランもあります。
しかし、そもそも外食の値段が高いので、「この値段でこれか……」と思ってしまうのではないでしょうか。
物価のことなので仕方ないですよね。
■日本の食事が美味しすぎる
これは日本人限定の理由ですが……日本人の食へのこだわりが高すぎるせいもあると思います。
私は10カ国以上海外を旅行しましたが、やはり日本の外食レベルが一番高いです。
加えて今では国内でほとんどの海外料理を食べることができます。そのどれもが日本人の好みに合わせた味付けに改良されたもの。
このハードルが上がった状態で旅行に行くので、いざ現地の食事を口にすると「う~ん…」というわけです。
食文化の違いもありますが、主な理由はこの三つくらいしか無いのではないかと思います。
イギリス料理はまずくてなにも食べられない!なんてことはないので安心してくださいね。
イギリス料理にも美味しいものはある!
まずいものより気になるのは美味しいものの方ですよね。
私がイギリスに滞在中に美味しいと思った料理を紹介します。
フィッシュアンドチップス
国を代表する料理「フィッシュアンドチップス」です。
白身魚とフライドポテトを揚げたもので、日本の魚のフライとは違うサクサク感の強い料理でした。
これをイギリスのまずい料理の代名詞みたいに言う人もいますが、お店によってタルタルソースがついているところもあったりして結構クセになる美味しさでしたよ。
友人の間でも人気だったので私の味覚が特別ってわけじゃないと思います。
パンやスコーン
パンは日本で食べるより小麦の味が強いように感じましたね。
また、街のいたるところにスコーン屋さんがあります。これがサクサクで美味しい。
私がサクサク好きってこともありますが…。
紅茶
料理ではありませんが、紅茶の味は素晴らしいです。
イギリスの硬水で入れられた紅茶は、私が今までで飲んだ中でも一番おいしい!と断言できるほどはまってしまいました。
ぜひもう一度飲みたい思い出の味です。
イギリス料理は不味くはない!
私も行く前はイギリスでの食事に不安を感じていました。
しかし実際行ってみると「それほど不味くないのではないか」というのが率直な感想です。
確かに最初は、慣れないせいもあって料理への不満もありましたが、いろいろな場所で食事をするようになると美味しいお店もたくさん発見できました。
とくに、ホテルなどのちょっと高級なお店は美味しく食べられることが多かったです。
これから行かれる方は、イギリス料理に対して過剰に心配しなくても大丈夫ですよ。
海外の食文化に触れることで日本食の良さも実感できるいい機会となるかもしれません。
★イギリスの日本食店
ただし、イギリスで私が利用した日本食のお店は……ほぼ全部ダメでした。
日本食とはかけ離れたものばかりで、寿司には野菜やフルーツが乗っていました。
たまにテレビの海外特集なんかで目にしますよね。
なぜそんなアレンジを……みたいなやつです。
日本食のお店に行く場合は、日本人旅行者の評判や口コミをリサーチしてから行くのがいいと思います。
まとめ
イギリス料理に対してのイメージは変わりましたか?
私が渡航したのはもう6年も前の話になります。
現地の友人の話では、現在はレベルが上って美味しいお店もどんどん増えているそうです。
イギリス料理のマイナスイメージが払拭される日も近い…かも。
ぜひ旅の思い出として味わってきてくださいね。