雨の日に車での移動は快適ですが、一番の鬼門は乗車時です。
駐車場所に屋根がないと、傘をたたみながら乗り込むという離れ業をしなくてはいけません。
濡れた傘でシートが汚れるのもいい気分がしませんよね。
車の機能は年々進化していますが、雨の日の乗り降りに苦労するのは何十年も変わらないままです。
そこで今回は、傘を差しながら自動車に乗るときに体と車内を濡らさない方法を集めました。
雨の多い季節にぜひ参考にしてくださいね。
運転席から傘を閉じる
まずは乗り込み方です。
傘を差して車までいってドアを開けますよね。
で、傘を揺すって雨粒を落とします。
そして席に座りながら車外の傘を閉じます。
閉じた傘を車内に入れて助手席の足元に置きます。
できるだけ濡れない乗り方といえばこんなところでしょうか。
さすがにこの方法で1粒の雨にも当たらず車内も濡らさずに乗るというのは不可能でしょう。
ただし、ちょっとした工夫で濡れ方を軽減することはできます。
傘に防水スプレーを塗る
雨粒を素早く払うことができるように傘に防水対策をしておきましょう。
傘に防水スプレーをしっかりと吹き付けておきます。
とくに使い古した傘は要注意です。
新しい時にバッチリ効いていた撥水効果も時間とともに落ちてしまいます。
撥水効果で雨粒をしっかり落とせれば、車内の濡れ具合は減らせます。
逆さ傘を使う
雨の日の車で一番濡れるのが、傘を閉じるときではないでしょうか?
傘を閉じるにはある程度のスペースがいるので、ドアは開けておかなくてはいけません。
このとき傘の角度が狭まるとしずくがモロに自分にかかるんですよね。
【KAZBRELLA】カズブレラ コンパクト プラス 折りたたみ傘 逆折り式
それを解消できるアイデア商品が逆さ傘です。
傘部分が下ではなく空に向かって折り畳まれます。
なのでしずくが自分にたれにくいです。
しずく以外にもこの傘を車で使うことのメリットは3つあります。
- ドアを狭めても傘を閉じやすい。
- 閉じている最中も(狭いけど)雨を防ぐ。
- 濡れた面が内側になるので座席が濡れにくい。
中でも濡れた部分が内側になってくれる点は大きいです。
傘を床に置こうとしてもどこかしらシートにぶつかりますからね。
逆さ傘を使っているイメージはこちらの動画がわかりやすいですよ。
傘ホルダーを使う
ホルダーを設置しておくと濡れた傘をまるごと収納できます。
運転席の後ろに設置してあるなら
- 後ろのドアを開ける。
- 傘をたたんで入れる。
- ドアを閉める。
- 運転席に乗り込む。
という乗り方になりますね。
自分が濡れるのを防ぐことはできませんが、車内は濡らさずにすみます。
自分より車内の濡れ防止を重視する方法です。
傘ホルダーにもいろいろありますが、入り口が広がっていて差し込みやすいタイプが素早く使えていいと思います。
ペタッと潰れているのは入れづらくてイライラしますよ。
ビニール袋に傘を入れる
雨の日にデパートやスーパーの入り口に置かれる、傘を入れるための細長いビニール袋。
あのビニール袋を2~3枚いただいておきましょう。
そして車のドアポケットに入れておきます。
雨の日に取り出して傘の収納に使う、というわけです。
ホルダーほど入れやすくはありませんが水気の広がりは十分防ぐことができます。
ハッチバックを屋根代わりに
ハッチバック車限定の小技です。
- 傘を差しながらハッチバックを開けます。
- 開いたドアの下に潜り込んで傘を閉じます。
- 念入りに雨粒を落としてトランクに傘を収納。
- ハッチバックを閉めて急いで運転席へ。
ハッチバックのドアを屋根代わりにして傘をたたみます。
急がなくていいのでキッチリたためるのが強みです。
ただ、ハッチバックから運転席への移動時に体は多少濡れます。
タオルを常備
ある程度濡れるのは諦めて、車内にタオルを用意しておくのも一つの手です。
濡れるといっても肩とドア周りくらいですからね。
小さなタオルを一つ置いておけば事足ります。
シートに直接傘を触れさせないように敷くこともできますよ。
まとめ
- 運転席から傘を閉じる
- 傘を撥水加工に
- 逆さ傘を使う
- 傘ホルダーを使う
- ビニール袋に傘を入れる
- ハッチバック下で傘を収納
- タオルを車に常備する
やはり完全に濡れずに乗るのは難しいですね。
撥水加工を強化したり素早くたためる傘を使ったり。
地味な小技の積み重ねで対抗していきましょう。