手巻き寿司・ちらし寿司など自宅で酢飯を用意しますよね。
はりきって作りすぎてしまうこともあります。
そこで悩んでしまうのが保存方法です。
冷蔵庫に入れるべきか常温でもしばらくは大丈夫なのか。
いっそ冷凍するべきか。
今回は酢飯の保存方法について解説します。
おいしく長持ちさせる方法を知っていれば手巻きパーティーの前日に酢飯を用意しておくこともできますよ。
万が一、酢飯が硬くなってしまった時の復活方法についても紹介しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
酢飯の常温保存
殺菌力のある酢を混ぜて作るので、酢飯は常温でも保存できます。
砂糖に保水力があるので白米よりも固くなりにくいですよ。
秋冬の涼しい季節なら半日から1日くらいは大丈夫です。
というか作りたてより少し置いておいたほうが美味しいです。
お米に砂糖がなじむまで時間がかかるからだと思います。
★常温での保存方法
寿司桶に入れた酢飯に濡れサラシをかぶせます。
そのまま涼しい場所で保管。
2~3時間後に食べるならこれだけで十分です。
サラシが酢飯の水分蒸発を防いでくれます。
濡れ布巾で代用してもOKです。
半日以上置いておく場合はサラシの上からラップをかけておきましょう。
酢飯の冷蔵保存
気温が高い季節なら冷蔵庫で保存します。
冷蔵だと2~3日はもちます。
実際はもっと長くもちますがどうしても冷えて硬くなり味は落ちます。
安全度と味のバランスを考えると長期保存なら冷凍したほうがいいですね。
★冷蔵保存方法
酢飯は後で食べやすい分量にミニタッパーへ小分けします。
タッパーがなければラップでしっかり包んでください。
冷蔵庫の中は乾燥するので密封しないとすぐカチカチになってしまいます。
小分けした酢飯を野菜室に入れます。
野菜室に入れる理由は他の場所より温度が高いからです。
ご飯は冷えすぎるとデンプンが変質して硬くなります。
温度の高い野菜室ならデンプンの変質をゆるやかにできます。
とくに酢飯は硬くなりにくいので、翌日くらいなら出してそのまま食べられますよ。
ただ、さすがに数日入れて置くと硬くなりやすいです。
酢飯の冷凍保存
すぐに食べきれる予定がない場合には冷凍保存をおすすめします。
冷凍なら酢飯は1ヶ月くらいもちます。
★冷凍保存方法
酢飯を常温まで冷まします。
ラップやジップロックで酢飯を小分けします。
そのまま冷凍庫に入れます。
硬くなった酢飯の復活方法
どんな保存方法でも酢飯が硬くなることはあり得ます。
野菜室に入れていたのにボソボソしてる、なんてことも。
もちろん冷凍していたら100%カチカチです。
硬くなった酢飯はレンジで復活させられますよ。
常温保存の酢飯の復活方法
常温保存ならそこまで硬くなることは少ないと思います。
この場合は酢飯を10秒レンジにかけます。
硬さを見て足りなそうならもう10秒。
わずかな加熱で復活させられます。
冷蔵保存の酢飯の復活方法
冷蔵保存だと微妙な硬さからカチカチまでありえますね。
食べられるけど美味しくない程度の硬さなら、常温と同じように小刻みにレンジにかけて復活させます。
生米のような硬さになってしまったら1分半レンジにかけて熱々にします。
その後冷ましてから食べましょう。
冷凍保存の酢飯の復活方法
冷凍した酢飯はまず自然解凍させます。
その後レンジで1分半温めます。
常温まで冷まして食べます。
熱々にするのでいくらか酢が飛んでしまいます。
が、ちょっと酢が弱いかなくらいなので私は気にせず酢飯として使いますね。
酢が効いている方が好きなら温めた酢飯に合わせ酢を混ぜ込むといいでしょう。
急ぎの場合はいきなりレンジ解凍でも構いませんが、自然解凍したほうがご飯のベタつきが少ないです。
酢飯のアレンジレシピ
なんか風味が落ちてお寿司に使うにはちょっとなあ…。
微妙に劣化してしまった酢飯には加熱するアレンジレシピがおすすめです。
チャーハン
酢飯でチャーハンの味なんてと思うかもしれませんが、火を通すと酢がまろやかになって絶品です。
一度食べるとチャーハン作るために酢飯を用意したくなります。
オムライス
酢の酸味とケチャップは相性が良いです。
酢飯の味があるのでベースの味付けは薄めで大丈夫ですよ。
お茶漬け
熱湯をかけるだけの超簡単レシピ。
わさびと酢飯は合わないわけないですよね。
まとめ
酢飯は普通のご飯よりちょっとだけ長持ちします。
特徴を知っておいしく保存してくださいね。
アレンジレシピもあわせて楽しんでみてください。