ド派手な仮装を大々的に楽しめるチャンスと言えばハロウィンですよね。
本格的に仮装に便利なのが肌の色を変えられるドーランです。
とくに顔の白塗りには必須アイテムと言えます。
ただ普段使わないドーランですからどう塗ればいいのか迷ってしまいます。
今回はドーランの塗り方・落とし方や販売店について解説します。
ドーランってなに?
ドーランとは肌に塗る油性のおしろいのことです。
ファンデーションと違って、のっぺり絵の具で塗りつぶすような質感なのが特徴です。
舞台役者やバレエダンサーのメイク、テレビに出る芸能人の顔にもよく使われます。
ドーランを塗ると強い照明があたっても血色がよく見えるからです。
アップで毛穴や肌荒れが目立たないのもドーランの効果です。
ただ、肌への負担は大きいので私たちが日常で使う機会は少ないですね。
ドーランは別キャラになりきる仮装やコスプレにも使われます。
ハロウィンで仮装が身近になってから新たに注目されていますね。
ドーランで有名なのは、70年前から販売されている三善のグリースペイントです。
全部で32色あります。
ハロウィン用の白塗りなら4番を使います。
他からもドーランは発売されていますが、肌に直接つけるものなのであまり安い物は選ばないほうが無難です。
初めて使う時は顔以外の目立たないところに試し塗りしたほうがいいですね。
まれに肌に合わない方もいるようです。
ドーランを買えるお店
ドーランを購入しようとしても、初めてだとどんなお店にあるのかピンとこないですよね。
買いたいときにはこんな場所に行くと見つかります。
- バラエティショップ(東急ハンズ、LOFTなど)
- コスプレ専門店
- 舞台用品を取り扱っている店舗
- 日本舞踊やバレエなど、踊りに使う道具を取り扱っている店舗
- 化粧品店
バラエティショップではパーティグッズコーナーに置いてあることが多いですね。
化粧品店は無いお店のほうが多いかもしれません。
さすがに100円ショップでは(いまのところ)無いみたいです。
ドーランの塗り方
ここでは基本的な白塗りのやり方を説明します。
グリースペイントを使用する前提です。
★ドーラン塗り方
- 顔を洗って油分と水分をしっかりと拭き取る
- スポンジを水に濡らして固く絞る
- 絞ったスポンジにドーランをつけ、伸ばしながら塗る
- とくに厚塗りしたい部分はスポンジをぽんぽんと叩く(パッティング)
- 塗った上から粉白粉をはたく
ポイントは顔の油分をしっかり取ることと下地を塗らないことです。
ドーランは油分が多いので、皮脂や下地があると崩れやすくなってしまいます。
すっぴんにドーランを直塗りしたくない場合は、下地代わりにフェース&ボディローションをさらっと塗りましょう。
仕上げの粉白粉はなくても大丈夫です。
ただ、白粉がある方がメイクが長持ちしやすく洋服への色移りも防げます。
スポンジ(パフ)は100円ショップで安く買えますよ。
ドーランの落とし方
油分たっぷりのドーランは水では落とせません。
油で浮かせてから拭き取って落とします。
★ドーラン落としに使える物
- 三善ステージクレンジング
- コールドクリーム
- ニベア
- ベビーオイル
- 化粧落としシート
一番良く落ちるのはやはり三善のクレンジングです。
ただ、ちょっと値段は高め。
手頃でドーラン落としに使いやすいのがコールドクリームです。
多少効果は落ちますがニベアやベビーオイルでも代用できます。
まずコットンにドーラン落としを含ませて、目元などのポイントメイクを先に落とします。
次に顔全体にたっぷりと塗りよく馴染ませてドーランを浮かせます。
浮いた汚れをティッシュで拭き取ります。
ティッシュは結構たくさん使います。
その後に洗顔ですね。
顔が洗えない場所なら化粧落としシートを併用するといいでしょう。
ドーランが濃いのでいつまでも残っている気がしますが、意外に落ちているものです。
むしろこすりすぎは肌を痛めるので注意してください。
★クレンジング後の肌ケアが大切
ドーランを落とした後は化粧水・美容液・クリームでしっかり保湿します。
クレンジングで本来持っている水分や油分が落ちてしまうので、肌にとってはかなりの負担になります。
ドーランが落ちにくいことより保湿のほうがはるかに重要です。
しっかりとケアしないと肌トラブルの元ですよ。
まとめ
ど派手な仮装も許されるのがハロウィンですよね。
普段なかなかドーランを塗ることなどないので、この機会に思いっきり楽しんでみてはいかがでしょうか?
塗り方、落とし方もそんなに難しくありません。
ただし、落とした後の保湿だけは忘れないでくださいね。