舌の上にこびりついている白い舌苔(ぜったい)。
この舌苔は口臭の原因にもなりますし、見た目も良くないですよね。
できることなら、大切な人に会うときにはキレイな舌をキープしたいものです。
というわけで、舌苔がつきやすい・つきにくい食べ物についてまとめてみました。
デート前は厳禁!舌苔がつきやすい食べ物は?
そもそも舌苔とは、口の中の細菌と食べかすなどが混ざって固まり舌の上にこびりついたもののことです。
つまり、細菌が増えると舌苔もどんどん増えていくのです。
細菌が増える条件は、次の3つです。
■エサが多い
■酸性である
■酸素が少ない
細菌は生き物なので、エサが多いと当然繁殖しやすくなります。
細菌はタンパク質を好むので、肉類、魚介類、乳製品、豆類、米、卵などのタンパク質を多く含む食べ物には注意が必要です。
これらの食べ物は「酸性食品」に分類されています。
また胃腸が弱ると口内環境も悪化し、酸性になったり唾液に含まれる酸素が少なくなったりして、ますます細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
胃腸に負担をかける油物などの食べ過ぎには注意してください。
その他にも、気を付けたいのが糖分です。
細菌が糖分を分解するときに強酸を産生するため、口内が酸性になります。
また、糖分は舌の上にくっついて残りやすいので、酸性の状態が長く続くことになるのです。
これらのことをふまえると、デート前のこんな朝食は危険!ということになります。
・アクセントにジャムを入れたヨーグルト
・バターたっぷりのパン
・ごまピーナッツドレッシングをかけたサラダ
・前夜の残り物のシチューや揚げ物
・朝食代わりのお菓子
体に悪いというわけではありませんが、舌の見た目を気にするなら直前の食事としては控えておいたほうが良さそうですね。
積極的に摂りたい!舌苔がつきにくい食べ物は?
では逆に、舌苔がつきにくい食べ物とはどんなものがあるのでしょうか。
それは、アルカリ性食品に分類されている野菜類、根菜類、果実類、海藻類などです。
また、パイナップルやキウイに含まれる酵素には、舌苔を除去する働きがあります。
そして、納豆や山芋などに含まれるムチンというネバネバ成分には、細菌の活動を弱める働きがあります。
ということは、デート前のおすすめの朝食は、こんな感じでしょうか。
・納豆(ただし白米なしか少なめ)
・ワカメたっぷりのお味噌汁
・野菜・根菜のサラダ(ドレッシングに注意)
・パイナップルかキウイのデザート
基本的に調味料が少ないほうが、舌につく汚れも少なくなるので、舌苔をつきにくくすることができます。
健康のためにも、やはり薄味や和食中心の食卓を心がけたほうがよさそうですね。
きれいな舌を保つには・簡単改善法
細菌が増えなければ舌苔は増えにくくなるわけですから、先ほどとは逆の状態を口の中に作り出せばいいということになります。
■エサが少ない
■アルカリ性である
■酸素が多い
まずは上でも説明したように、舌苔がつきにくい、あるいは除去効果のある食べ物を意識して食べること。
胃腸に負担をかけないよう、やさしいメニューを食べるのも重要です。
口の中に細菌のエサが少なくなれば、自然と舌苔も薄くなります。
また、よく噛んで唾液をたくさん分泌させると、口内がアルカリ性になり酸素が多い状態になるので、細菌の繁殖を抑制することができます。
逆に口呼吸をするとドライマウスになり舌苔がつく原因になります。意識して口呼吸をやめるように心がけましょう。
そして最後に気を付けたいのが、歯磨き粉をつけた歯ブラシなどでゴシゴシと舌を磨くことです。
舌苔を手軽に除去できそうだからと、やっている人も多いのではないでしょうか、
でも、舌を傷つけてしまったり、歯磨き粉に含まれる添加物が口内に残ってしまったりすることで、逆に舌苔が増える原因になることもあるので、注意が必要です。
まとめ
大切な人と会うには、口臭はもちろんチラリと見える白い舌も避けたいですよね。
お出かけ前の食事に気をつけて、きれいな舌で会いにいきましょう。