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メガネのお手入れ頻度は?ベテラン眼鏡族が教える正しい洗浄方法

眼鏡をかけ始めたばかりだと、どのくらいのペースでお手入れすればいいのかピンときませんよね?

とりあえず汚れたらちょちょっと拭いておけばいいんじゃないの、と。

しかし、眼鏡はちょっと放置するだけでどんどん汚れていきます。

眼鏡の正しいお手入れ方法や頻度。

汚れてしまったときの対処法。

について、20年以上眼鏡をかけている私が解説します。

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眼鏡のお手入れ頻度はどのくらい?

眼鏡はずばり毎日お手入れすべきです。

毎日しなければ眼鏡がダメになるということはありませんが、結果的にはそのほうが楽だからです。

 

眼鏡は顔の真正面につけるので常に雨風にさらされています。

砂埃や湿気、季節によっては花粉やPM2.5もレンズに付着します。

汚れたレンズでは視界もぼんやりして不快です。

何より近距離で異物を見続けるのは目にとっていいことではありません。

 

 

★油断できない皮脂の汚れ

さらに眼鏡には肌から出る皮脂化粧品が付着することも少なくありません。

細かいことですが、まばたきによってまつげも眼鏡にはよく付くんですよね。

とくに、直接肌が触れる鼻あて部分とつるの耳にかける部分は汚れやすいです。

 

実はこの体の分泌物による汚れがクセモノです。

ついた直後は脂っぽい透明汚れなので目立ちませんが、放置すると埃とがっちり結びついてものすごく汚らしくなります。

ひどい時には内部に緑色のコケのような汚れが出ることもあります。(おそらく皮脂によるサビ)

眼鏡をかけている人で鼻あてが汚い人を見ると百年の恋も冷めますよ、ホントに。

 

しかも、鼻あてやつるが変色しかけてから手入れしてもまずキレイになりません。

プロが特殊な洗剤を使えばキレイに戻せるかもしれませんが、それよりマメな手入れで汚れを付着させないほうがはるかに簡単です。

なので毎日お手入れするのをおすすめするわけです。

 

眼鏡のお手入れ方法

自宅で簡単にできる眼鏡のお手入れ方法です。

お手入れのタイミングは就寝前がいいと思います。

夜、寝る前に洗うのを日課にしてしまいましょう。

 

水洗いをする

まずは眼鏡を水洗いします。

水道水で大丈夫です。(木製などの特殊フレームは除く)

流水をそのまま当ててもいいですし、洗面器などに貯めた水で洗っても構いません。

注意点はレンズをごしごしこすらないこと。

付着したホコリを流し落とす感覚でキレイにします。

 

脂汚れを落とす意識でお湯を使うのはNGです。

レンズ表面のコーティングがダメになる可能性が高くなります。

ぬるま湯も避けたほうがいいです。

たとえ大丈夫そうでも、高価なレンズへの負担はできるだけ軽くしておきましょう。

 

中性洗剤で洗う

毎日のお手入れは水で洗うだけで十分です。

ですが、ひどい汚れ(ファンデや肉汁など)が付いてしまったら専用クリーナー中性洗剤を使って洗います。

酸性やアルカリ性の洗剤ではレンズのコーティングに悪影響を及ぼす可能性があります。

 

身近な中性洗剤といえば台所用洗剤がありますね。

念のため中性の表示を確認してから使用しましょう。

ちなみに手洗い石鹸は弱酸性のことが多いので避けたほうが無難です。

 

汚れが付いた面にごく少量の洗剤をたらして指先で優しく拭うようにして洗います。

フレームの汚れもこの方法でキレイにできます。

すすぎはしっかりして洗剤が残らないようにしてください。

 

水気を取る

すすぎが終わったら吸水性のあるもので眼鏡の水気を取ります。

タオルだと糸くずが付きやすいのでティッシュペーパーを使うといいですよ。

キッチンペーパーを小さめにカットして拭くのもおすすめ。ティッシュより細かい繊維が出にくいので拭き上がりがキレイです。

ただし、こすらずに当てて水を吸い取らせるだけにしてくださいね。

 

レンズだけでなくフレームなどのパーツも忘れずに水気を取りましょう。

フレームはたいてい錆止め加工されていますが、ネジ部分はサビやすいですからね。

 

専用眼鏡拭きで仕上げ

水気を取ったら最後に専用の眼鏡クロスで拭きます。

これだけは専用のものを使ったほうがいいです。

眼鏡を購入する時にサービスでもらえることも多いですよね。

拭き上がりが全然違いますし傷もつきにくいです。

 

パソコンやスマホのクリーナーでも代用できますが、共用するのはやめたほうがいいです。

クリーナーに付いた埃でレンズを傷つけてしまうかもしれません。

使うなら眼鏡専用にしてしまいましょう。

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眼鏡をティッシュで拭くのはダメ?

眼鏡をティッシュで拭くのはやめたほうがいいです。

水気を取るのはいいですがレンズ汚れを拭くのはNGです。

 

ティッシュというのは意外に硬いものなんです。

その硬い繊維でレンズをこすると表面に細かい傷がつきます。

傷というよりは輝きが鈍ると言ったほうが近いですね。

1~2回拭いたくらいでは変化に気づきませんが、拭き続けることで徐々に曇りのあるレンズになってしまいます。

 

専用のクロスで拭けば絶対安心というわけでもありません。

必要以上に力を入れたり、レンズに埃をのせたまま拭けば細かい傷が付いてしまいます。

なので、拭くだけじゃダメで毎日の水洗いが大切なんです。

 

変色してしまった鼻あてパッドはどうする?

先にも言いましたが、汚れてしまった鼻あてパッドを元に戻すのはかなり難しいです。

なにしろ汚れは完全にプラスチックの内部に入り込んでいます。

鼻あてに付いた皮脂を放置すると(はめ込んである)金属部分にまで侵食して錆が発生してしまうんでしょうね。

 

以前、鼻あてを汚してしまった時に取り外して洗ってみましたが、びっくりするくらい汚れが落ちませんでした。

面倒なだけでキレイにならないので、眼鏡屋さんで交換してもらったほうがいいです。

眼鏡を購入した店舗なら大抵、無料で換えてくれますよ。

有料だとしても100円くらいだと思います。

 

超音波の眼鏡洗浄機で洗う

眼鏡屋さんに行くと洗浄機で眼鏡を洗ってくれることがよくあります。

ピカピカになるのであれ好きなんですよね。

流水よりも汚れをしっかり落とせて傷の心配もありません。

お店によっては店頭で自由に洗浄機を使えるところもあります。

ときおり利用させてもらうとマイ眼鏡をクリアに保てるのでおすすめです。

 

家庭用の眼鏡洗浄機も販売されています。

めちゃくちゃ高いものでもないので、毎日のお手入れ面倒だと感じたら購入を検討してみてはいかがでしょう?

 

まとめ

私も昔は面倒くさくてたまにしかお手入れしていませんでした。

それだとやはり年単位の汚れのたまり具合が違います。

慣れれば顔を洗うくらい気軽にできるので、ぜひ毎日の眼鏡洗浄を習慣づけてくださいね。

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