プライベートでもビジネスでも、人と接するときに気になるのは口臭ですよね。
口臭予防としてガムやタブレットを買う人も多いのではないでしょうか。
いろいろある商品の中でガムに注目。口臭を抑える効果が高いのはどのようなものかまとめてみました。
ガムが口臭予防になる理由とは?
飴やタブレットと比べて、ガムは口臭予防効果が高いといわれています。
それはズバリ、ガムが唾液の分泌を促すからです。
口の中には200種類、数にして数十億もの菌が常駐しています。
この細菌が増殖したり、嫌気性菌という空気を嫌う菌が活発になったりすると、ニオイ物質が作られて口臭が発生します。
ガムを噛んだり、味がなくなったガムをそのまま口の中に入れておくことで、酸素がたくさん含まれた唾液が分泌され続けるので、嫌気性菌の活動を抑制し、口臭予防になるといわれているのです。
簡単に言うと、口臭の原因であるドライマウスを改善させる働きがガムにはあるんですね。
口臭予防に向いているガムとは?
棚にはたくさんのガムが並んでいます。
口臭予防に向いているガムを選ぶポイントを知っておきましょう。
シュガーレスでキシリトール入りのガム
口臭予防に飴を食べることもあるので、砂糖の入ったガムでもいいのでは?と考える人もいると思います。
しかし砂糖入りのガムは口臭予防という点では今ひとつです。
唾液の分泌においては効果があるといえますが、砂糖は口の中の細菌のエサになります。
これにより細菌が大量に繁殖したり、虫歯につながったりしてしまいます。
口臭の原因の多くは虫歯や歯周病にあります。
なるべくその元となる砂糖は避けたいところです。
市販のガムには、砂糖以外の甘味料であるキシリトールが配合されている商品も多く並んでいます。
キシリトールは虫歯予防にも効果があるといわれているので、できるだけ配合量の高いものがおすすめです。
市販品ではなく歯科専用の商品であればキシリトール100%のものもありますよ。
こういうガムを味がなくなっても長時間噛み続けるのが虫歯予防、ひいては口臭予防につながります。
ちょっと味気ないですけどね。
消臭成分入りのガム
ガムにはクロロフィルやフラボノイドなどの消臭成分が含まれているものがあります。
香料でごまかすだけでなくニオイ成分に直接働きかけるので、口臭対策には有効です。
成分表の銅葉緑素(クロロフィル)や○○抽出物(フラボノイド)の表示で確認できます。
ガムじゃなくてタブレットは?
クールで清涼感のあるタブレットは口臭予防に効果がありそうな気がします。
ですが、口臭予防のためには噛むことで唾液を分泌させるのが重要なので、舐めるだけでになくなってしまうタブレットはあまりおすすめできません。
どうしてもタブレットがいいという場合は、ガム同様にキシリトール入りのものを選びましょう。
無香料から香料ありまで・おすすめ口臭予防ガム
★歯みがきガム
砂糖不使用、香料も抑えたガムです。
味にはあまり期待できませんが、大きめで噛みごたえがあるのが特徴です。
★キシリトールガム
歯科専用のシュガーレスガムです。
キシリトール100%。市販品より噛みごたえがあることを謳っていますが、そこまで固くないです。
★ACUO
味が長く続くので、じっくり噛むことができます。
唾液分泌にはよさそうです。
★クロレッツXP
キシリトール配合・消臭成分入りだけでなく、味が長続きすることにこだわったガムです。
やっぱり長時間の咀嚼が大事なんですね。
★グラマティック
虫歯予防という点では他製品に及びませんが、女性が好みそうな上品な香りがするガムです。
いい香りのガムを噛むとリラックス効果で自律神経が働き、酸素がたくさん含まれた唾液の分泌が促されるともいわれています。
まとめ
口臭予防にガムがいいのは納得していただけましたか?
もちろんガムの役割はあくまでも予防。
歯周病や虫歯などニオイの元を絶たなければ根本的な口臭の解決にはなりません。
ガムを生活に上手に取り入れて、効果的に口臭予防していきましょう。