土用の丑の日にはやっぱりうなぎのかば焼きを食べたいですよね。
スタミナがつきますし、なんといってもおいしいですから。
ただ、スーパーで買った安いうなぎだと固くて期待はずれの味なことが少なくありません。
そのくせ意外に高いし…。
せっかく食べるなら、高級店のようなふっくらとしたうなぎを食べたいものです。
そこで、うなぎを一工夫で美味しく食べる方法を紹介しますね。
レンジで温めるときは料理酒を使おう
まずはレンジだけでできるかんたん調理法から。
ズボラな私はもっぱらこの方法ばかりです。
■レンジでうなぎの温め方
1:皿に2本平行に割り箸を並べてラップを敷きます。
2:その上にうなぎをのせます。
うなぎを浮かせるわけですね。皮の方を下にして置きます。
3:うなぎに料理酒をかけます。
かけすぎるとかえってべちゃべちゃになってしまいます。
うなぎの大きさにもよりますが、だいたい大さじ1~2杯くらいでいいでしょう。
全体にまんべんなく振りかけてください。
4:タレがはねるのでうなぎにラップをかけます。
ピンと張る感じではなくふんわりとかけるようにしましょう。
5:レンジで1分温めます。
時間はレンジのパワーやうなぎのサイズによって微調整してください。
料理酒のアルコールは熱で飛ぶのでもちろん子供でも食べられますよ。
フライパンや魚焼きグリルで香ばしく焼き上げ
レンジだけでもふっくらやわらかくはできます。
でも蒲焼きの香ばしさという点ではイマイチなんです。
手間はかかりますがフライパンやグリルでで香ばしく調理する方法も紹介します。
■フライパンで焼く方法
1: 身に付いているタレは生臭さがうつって味がよくありません。
そこで、うなぎを水洗いしてタレを落としてしまいます。
後で付属のタレを付け直すので完全に落として大丈夫です。
洗ったら水気をペーパーで拭いておきましょう。
2:フライパンにアルミホイルを敷きます。
ホイルはくしゃくしゃとさせて凹凸を付けるとうなぎがくっつかずに済みますよ。
3:ホイルに皮を下にしたうなぎを置きます。
その上から料理酒をふりかけます。うなぎにまんべんなく大さじ1~2杯程度。
タレを落としてあるのでよく染み込みますよ。
4:フライパンにふたをして3分くらい蒸し焼きにします。
ふたを取ってもう少し焼くことでパリッと仕上がります。
■魚焼き用グリルで焼く方法
1:うなぎを水洗いしてタレを落として水気を取ります。
とくにグリル焼きはタレが焦げやすいのでしっかり落としましょう。
2:フライパンと同じように、くしゃくしゃにしたアルミホイルを魚焼き用のグリルに敷きます。
3:ホイルを敷いたグリルにうなぎを置いたら、料理酒を適量振りかけます。
4:上からもう1枚アルミホイルをかけてふんわりフタをします。
5:まずはホイルをかけたままグリルで中火で3~4分焼きます。
かぶせておいたホイルを外して再度1分ほど焼いてこんがり仕上げます。
うなぎをお茶で煮る
うなぎを柔らかくするにはお茶で煮るという方法もあります。
テレビで紹介されたりして有名になった調理法です。
他の方法より手間がかかるので、いかにも固そうなうなぎを調理する時にチャレンジしてみてください。
■うなぎの茶煮焼き
1:フライパンにうなぎを直に置きます。小さめのフライパンの方がやりやすいです。
2:うなぎがギリギリひたるくらいペットボトルのお茶を入れます。
※ウーロン茶・緑茶・紅茶・ほうじ茶、どれでもOK。ペットボトルでなく煮出したお茶も使えますが濃すぎると苦味が残ります。
3:そのまま強火で3分ほど煮ます。
4:うなぎを取り出して水気をペーパーでふきとります。
5:皮の方を焼き上げて完成。タレを塗ります。
うなぎにはコラーゲンがたっぷり含まれています。
時間が経つとこのコラーゲンがかたまるので、作り置きの蒲焼きは固くなってしまうんですね。
お茶に入っているタンニンにはコラーゲンを溶かす性質があります。
なのでお茶で煮ると柔らかくふっくらさせられるんです。
ファミレスなんかで安い割に悪くない味のうなぎを出すお店がありますよね。
そういうお店はこの方法を使っているとかいないとか…。
まとめ
柔らかくうなぎが食べられる温め方をご紹介しました。
一工夫すれば出来合いの蒲焼きでも十分美味しく調理できますよ。
ぜひ一度試してみてください。