趣味を楽しむ・健康のため・仕事のスキルアップを目指して。
最近では大人になってからの習い事をする人も増えましたよね。
子どもの頃のようなワクワクする気持ちを思い出して生活にハリも出ます。
ただ、習い事で困るのが辞める時に言いづらいことです。
こればかりは少年時代のように親まかせというわけにもいきません。
そこで今回は、習い事を辞めるときの連絡方法・理由・タイミングについて解説します。
これを覚えれば大人らしくスマートに辞めることを伝えられますよ。
習い事を辞める連絡はメール・電話・直接?
辞める時にまず迷うのが連絡手段です。
メールでいいものか直接出向くべきなのか…。
これは2つの理由から直接口頭で伝えるべきだと思います。
一つは礼儀として。
やはりお稽古ごとをメールのみでばっさり辞めるのは失礼に当たるでしょう。
先生としても急に言われると何事かと心配もするでしょうから、言いづらくても直接会って話すのがベストです。
そのほうが気持ちよく区切りもつけられますよ。
もう一つの理由は連絡不備の恐れです。
メールは迷惑メールに振り分けられて届かないことが意外にあります。
辞める連絡は普段の欠席届けとは訳が違います。
月謝や生徒枠のことからも、しっかり伝わらないとトラブルが起きやすい内容です。
間違いないように直接出向くか、どうしても時間がなければ電話で伝えるのがいいです。
大手ならメールもあり
習い事といっても、大手が運営しているスポーツジムやカルチャースクールとなると話は違います。
生徒が辞めるときも事務的に手続きするだけなので、規約でメール連絡OKなところもあります。
もっともこういうスクールだと事務的なことは受付で処理しています。
先生に話すのではないので、辞める連絡もかなり言いやすいです。
直接言うのに抵抗感はないでしょう。
習い事を辞める理由例
さて直接言うとなると辞める理由をどうするか考えてしまいますね。
正直、理由はなんでもいいのですが、先生や周りが「その理由なら仕方ないね」と思えるほうが言いやすいのは確かです。
仕事を辞めるときとちょっと似ていますね。
言いやすい例をいくつか紹介します。
■仕事が忙しくなった
働いていればこれが一番言いやすいです。
仕事内容は他の人にはわかりませんし、諦めもつきやすい理由です。
■家庭の事情で外出しづらくなって
家の事情というのも無難な理由です。
ポイントははっきり言わずに濁すこと。
ほとんどの場合はそれで察してくれて、掘り下げられることはまずありません。
■思っていた雰囲気とは違ったので
習い始めてすぐなら、雰囲気やシステムを理由に辞めるのはよくあること。
決して悪いことではありません。
■金銭的に厳しいので
引き止められそうなときに言うといい理由がこれ。
習い事もお仕事だけに、お金の理由を出されると引き止めづらいです。
■他の習い事に行きたくなった
他の習い事に行く・別の趣味ができた。
こんな理由で時間的余裕がないので辞めるという人もいます。
言い換えれば「習い事に興味を失った」ということですね。
ちょっと言いづらいですが、そのぶん引き止められる可能性はがくんと下がります。
★その他の理由
- 親の介護をしなければならなくなった
- 子供が小学校に上がるとPTA活動で忙しくなった
- 体調不良で通いづらい
- 主人の転勤で引っ越すことになった
- 働きに出ることになった
その他の理由にはこのようなものがあります。
嘘も方便ですがあまり詳しく話すと辻褄が合わなくなります。
基本的には正直に話したほうがいいです。
具体的な言い方例文
〇〇のことでバタバタして、今後は通うのは難しくなりそうです。
なので今月いっぱいでやめさせていただきたいです。
〇〇には仕事・家・子供が入ります。
先に理由を言ってから付け加えると言いやすいです。
以前からどうしようか考えていたのですが、〇〇で忙しくなって通うのがしんどくなりました。
なので今月限りで辞めたいと思います。
長い間お世話になりました。
長く通っている習い事だとこんな感じでしょうか。
丁寧にお礼を言えるのでむしろ言いやすいかも。
気まずくなりそうな時の付け足し
「辞めます」で終わるときつい印象があります。
付け加えると柔らかくなる言葉も覚えておくといいですよ。
■今までありがとうございました
お礼の言葉は基本ですよね。
言われて悪い気はしないはずです。
■また落ち着いたら通いたいと思っている
社交辞令ではありますが若干あたりは柔らかくなります。
■しばらくお休みさせてください
「辞める」ではなく「お休み」に言い換えると柔らかくはなります。
そのぶん復帰を期待されることになるので痛し痒しではありますが…。
理由は案外聞かれない
ここまでいろいろな理由を挙げましたが、これは聞かれたら答えればいいものです。
実際は辞めるといっても理由を根掘り葉掘り尋ねられることは少ないです。
先生としても生徒が辞めるのはよくあること。
こちらが思うより慣れているので、必要以上に気おくれしなくても大丈夫です。
習い事を辞める連絡のタイミングは?
私が一番重要だと思うのが、辞める意思を伝えるタイミングです。
これは早ければ早いほどいいです。
いつ言おうが自由、なんてうそぶく人もいますがギリギリに伝えるのは非常識です。
先生のほうにも
- 月謝の引き落としの手続き
- あなたのための教材準備
- 席が空くことで新生徒受け入れ
など準備しなくてはいけないことがありますからね。
常識的には一ヶ月前には伝えたいところです。
大手のカルチャースクールなどでは「辞めるときは何ヶ月前までに連絡」と明確に決まっているところも多いです。
規約を確認して早めに伝えましょう。
習い事を辞めるのに菓子折りを持参する?
辞めるときには菓子折りを持って挨拶に。
と力説する人もいますが、これはどちらでもいいと思います。
私の感覚だと
カルチャースクール:不要
個人経営の習い事:どちらでも
師匠に教わるお稽古ごと:あったほうがいい
くらいに思います。
むしろ、失礼のないように直接会って伝えるのと、早めの連絡を心がけるほうが大事かなと。
もちろん感謝の意味で菓子折りを持参するのはいいですが、生徒からの贈り物を断る教室もあるので注意してくださいね。
まとめ
辞める時は直接言いに行く企業運営ならメールでもOK
理由は仕事・家庭・お金など
ただ意外に理由は聞かれない
伝えるタイミングは遅くても一ヶ月以内
菓子折りはどちらでもいい
一番やっちゃいけないのが、行かなくなってフェードアウトする辞め方。
世間は狭いので、不義理をした先生とばったり会うことは珍しくありません。
気まずい思いで逃げるように立ち去るのは惨めなものです。
再会しても気持ちよく挨拶できるようにしっかり区切りをつけておきましょう。