財布を洗濯しちゃった!
お札がひらひらと水たまりに!
紙幣を濡らしてしまった時の「やっちまった感」は大きいですよね。
なんだか罰当たりでひどく悪いことをしてしまった気になります。
今回はそんな濡れたお札を乾かす方法について解説します。
バラバラになったお札の対処法もあわせて説明していますよ。
窓に貼り付ける
お札はみつまたやアバカを原料にした和紙のような素材でできています。
普通の紙よりはるかに丈夫なので、少し濡れただけでは破れたりしません。
破損がなければそのまま乾かして大丈夫ですよ。
私も子供のころ、ドブに落とした千円札を水洗いして乾かした経験があります。
そのときは部屋の窓にお札を貼り付けて乾かしました。
7割くらい水気が抜けたら剥がしてテーブル上で乾燥させます。
手間がかからないこととピタッと貼り付けるのでシワになりにくいのがこの方法のメリットです。
欠点は時間がかかることと結露が出る窓では乾きにくいことですね。
タオルで挟んでおく
キッチンペーパーなどでお札の水気を取ります。
吸水性のいいタオルでお札を挟んで放置しておきます。
タオルの上から何冊か本をのせておくとシワになりにくいです。
ドライヤーをあてる
紙幣は丈夫なのでドライヤーを当てて乾かしても大丈夫です。
熱風を当てるのが心配なら冷風だけでも構いません。
冷たくても風が当たればそれなりに乾きます。
米で乾かす
お米は吸水性の高い穀物です。
そのため濡れたお札に乾燥剤と利用することができます。
- ジップロックにお札を折らずにいれます。
- そこにお札を覆えるくらいの量の生米を入れます。
- 空気をできるだけ抜いて密封します。
- そのまま1~2日放置します。
急いで乾かしたいけど熱を加えられないものを乾燥させるのに便利な方法です。
水没させちゃったスマホとか。
正直、お札を乾かすなら他の方法のほうがやりやすいと思います。
お米を無駄にしちゃうのもデメリットですよね。
乾かしたお札は自動販売機で使える?
お札はなかなか破れませんが、乾かして縮むことは結構あります。
元サイズより1~2ミリ小さくなるんですよね。
なので自動販売機やATMでは弾かれるかもしれません。
とくに見た目がゴワゴワした状態だと詰まってしまう可能性があります。
無理に入れるのはやめましょう。
ごわごわ復活!アイロンと大根でシワ伸ばし
濡れたお札はアイロンでキレイに伸ばすことができます。
乾いたお札を伸ばすときは霧吹きで水をかけますが濡れたお札ならそのままで大丈夫です。
ポイントは必ずアイロン台(平らな台)の上でかけること。
下に段差があるとお札にくっきり跡が残ってしまいます。
自然乾燥させたらごわごわのシワだらけのお札に…。
そんなときは大根おろしを使うこの方法が便利です。
要は霧吹きの代わりに大根汁でお札を湿らすだけ。
アイロンを軽くかけただけでみるみるシワが消えています。
大根の酵素がお札に含まれるでんぷんを分解するので、固まったシワも柔らかくなると言う原理です。
アイロンがけで注意しなければいけないのが一万円札・五千円札についている偽造防止のホログラムです。
お札の中であの銀色部分だけは熱に弱く、アイロンで変色してしまうかもしれません。
変色してもお金として使えますが、店で出すとあらぬ疑いをかけられるかもしれません。
アイロンがけはホログラム部分を避けておこなってください。
濡れてちぎれたお札は交換できる?
お札が洗濯機の水圧でバラバラになってしまった…。
ポケットに裸で入れていたりするとこんな不幸もありえます。
その場合はとにかく破片をすべて集めましょう。
細かいものまで全部です。
というのも、破損したお金は日本銀行で交換できますが、残った紙幣の量で交換金額が変わるからです。
3分の2以上残っていれば全額交換。
5分の2以上だと半額。
それ未満はゴミになります。(貨幣として無価値)
まあいいかで諦めた一欠片で合格ラインに達しないこともありえます。
必死にかき集めてください。
濡れた紙幣は乾燥させてから日本銀行へ持っていきます。
どうせ交換するのでシワとか気にする必要なし。
破損したお札の交換についてはこちらの記事をご覧ください。
![](https://narunote.net/wp-content/uploads/2018/12/9c56843edff4f0a4f00fcd7b0fb68a57_s-min-160x90.jpg)
まとめ
お札はしっかりしているので乾かすのはさほど難しくありません。
少しは安心できたのではないでしょうか。
もしちぎれてしまっても諦めずに全て集めて乾かして日本銀行に持ち込む。
これで大丈夫です。
でもお金は大切に扱いましょうね。