【端午の節句 兜の疑問】お下がりはダメ?武将で意味が違うの?

誕生した息子さんのため端午の節句に飾る鎧を準備する…。

うれしいはずのイベントですが疑問に思うことも少なくありません。

  • 兜は誰に買ってもらうべき?
  • 実家の兜のお下がりでもいいの?
  • 次男が生まれたらもう一つ買うの?
  • いろいろな兜があるけどどんな意味があるの?

そんな兜の疑問にお答えします。

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兜のお下がりはだめ?

五月人形は、身につけた兜や鎧が男の子を災から守ってくれるようにと飾られます。

そもそも兜は戦いのときに身を守るために着けるものですよね。

なので1人に1つ用意するのが基本です。

戦でボロボロに傷ついた兜を息子に譲る…というのはちょっと考えづらいですからね。

パパを守ってくれた兜はあくまでパパの物で息子には新品を購入するという考え方が一般的です。

 

 

★お下がり容認の考え方も

その一方で、最近は「父親のために大事にされてきたものを受け継ぐのもあり」という考え方も出てきているようです。

『兜』というよりは『大切にされた物』として考え、代々、大切に受け継がれていくのもいいのではないかという意見もあります。

 

私もどちらかと言えばお下がり容認派です。

別に買うお金が惜しいわけではなくて、立派な兜があるのに押し入れの肥やしにしたり処分してしまうことに抵抗があるからです。

厄を受け継いでしまうと言う人もいますが、パパを長年守ってきた実績があるとも言えますよね。

考え方一つだと思います。

 

もちろん、ボロボロの兜や修理が必要な五月人形を無理に引き継ぐ必要なんてありません。

優先するべきなのは慣習じゃなくて、家族の思いや住宅事情の方でしょう。

いくら立派でも手狭なマンションに原寸大の鎧武者を持ってこられても困りますからね。

 

次男が生まれたらどうする?

1人1つの考え方だと、次男が生まれたら新しい兜を買う事になります。

ただ、(お下がりでも新品でも)長男に与えた立派な兜と同じくらいの物を買うのは、金銭的にも置き場所を考えても現実的ではないですよね?

実際に男兄弟のお家で、五月人形がずらっと並んでいるところなど見たことがありません。

では弟の兜はどうすればいいのでしょう?

 

 

★手頃な値段の兜(人形)を買う

次男には場所をとらないミニ兜を買ってあげる、という方法です。

今はキャラクター物の五月人形もあるので子供はかえって喜ぶかもしれませんね。

兄弟で人形に差があるのは気になりますが…。

 

★兜は兄弟で一つにする

兄弟で一つの兜(五月人形)を共有する、という方法です。

次男が誕生したら、なんとなくこの方針でいっている家庭が多いのではないでしょうか?

 

★名入れの木札を購入する

兜の前に飾られる名前入りの立て札

あの木札を兄弟誕生ごとに増やしていくという方法です。

共有することに変わりはありませんが、名前がつくことで兜が兄弟のものだよというのがよりハッキリします。

初節句に何か買ってあげたい気持ちを満たすこともできますね。

 

 

兜は誰が買うべき?

お下がりとともによく問題になるのが、兜は誰が買うべきなのか?ということです。

結論からいうと誰が買ってもいいです

 

関東地方では父方の両親が準備する、関西では奥さん側の家が買い与える、という風習があるにはあります。

ですが、絶対ではありません。

関東出身と関西出身の二人が結婚したらどうにもなりませんからね。

 

どちらかの実家にだけ偏らないようにバランスよくお祝いしてもらうのがベストです。

もちろん、わが子の兜を自分たちで購入しても全然おかしくありませんよ。

 

人気の武将兜!その意味を紹介

最近では有名な戦国武将の兜が人気です。

武将ごとに兜のデザインが違ってかっこいいんですよね。

もちろん現実にかぶっていたものを元に作られています。

形だけでなく兜に込められてる意味も武将ごとに違うんです。

こだわりの兜を探している方のために紹介しますね。

 

 

圧倒的人気を誇る伊達政宗

昔放送していた『独眼竜正宗』という大河ドラマもすごく視聴率が良かったはずです。

大きな三日月の付いた兜は象徴的で記憶にも残りやすいですよね。

当時の武将に広まっていた星月を信仰する『妙見信仰』が三日月を選んだ由来と言われています。

三日月は弓月形ともいわれて、弓が強力な武器だった戦国時代では縁起のいい飾りだったのでしょうね。

正宗のように勇猛かつ思慮深く凛々しい男児になって欲しいとの願いが込められています。

 

 

上杉謙信の兜にも日輪と三日月がつけられています。

星を神とあがめる戦国武将は多く、兜にも太陽や月を模した飾りがよくつけられていました。

軍神と讃えられるほどの謙信でも、戦場に出るには縁起かつぎは欠かせないことだったんでしょうね。

 

強いだけでなく「敵に塩を送る」の語源ともなった義侠心ある武将です。

男らしく優しさも兼ね備えた男の子に育ってほしいとの願いが込められています。

 

 

徳川家康の兜には長寿と子孫繁栄を象徴するシダの葉が飾られています。

なんとなく戦場っぽくなくて格好良さに欠ける気がしますが、現実に天下統一して子孫も長く繁栄していますからね。

武将の兜としてもとても人気が高いです。

成功者とか大物のイメージが強いからでしょう。

 

 

 

真田幸村の兜は燃えるような赤に鹿の角と六文銭の前立が付いた特徴的なものです。

大河ドラマ『真田丸』で目にした方も多いでしょう。

六文銭は真田家の家紋でもあります。

三途の川の渡し賃だけ持って戦いに赴く「決死の覚悟」を意味しています。

大きな困難に出くわしても覚悟を決めて立ち向かっていける強さを持ってほしい…。

そんな思いのこもった兜ですね。

 

 

武田信玄の兜は、全体が白い毛で覆われて角の生えたが飾られています。

なんだか迫力があって怖いデザインですが、この鬼は大軍神として信仰されてきた『諏訪明神』が由来です。

昔話に出てくる悪い鬼とは別物ですよ。

「風林火山」の兵法で知られる信玄は、情報を集めて分析し策を練る戦略家でもありました。

賢く強い男児に育って困難を乗り越えてほしい、と願う人向けですね。

 

まとめ

初孫の兜は「こちらで買わせてください」と祖父母同士で言い出して一歩も引かない…なんて話も耳にします。

ですが今後の付き合い方などにも影響していくはずですので、話し合いは慎重にしてくださいね。

慣習や常識にとらわれすぎずにケースバイケースで対応しましょう。

かわいい息子さんに、願いのこもった誇れる鎧を準備してあげてくださいね。

節句
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