彼の誕生日にサプライズプレゼントを宅配便で送りたい。
遠距離恋愛中だとこんな計画を立てたくなるかもしれません。
でもチョット待って。
郵送でサプライズプレゼントをしようとすると注意しないと行けない点がいくつかあります。
下手をするとせっかくのプレゼントがどこかに消えてしまうかも…。
今回は宅配便でサプライズ発送するときの注意点を解説します。
謎の荷物は拒否される可能性がある
通販で買った品物や事前に「○○を送ったよ」という連絡をもらっている物なら、安心して荷物を受け取れます。
しかし、差出人不明の荷物や頼んだ記憶がない商品が送られてくれば誰でも警戒します。
一昔前にはこのパターンで後から料金を請求する詐欺も流行しました。
場合によっては受け取りを拒否されるかもしれません。
差出人さえ書いておけば受け取り拒否の可能性は低くなりますが、用心深い人ならそれでも疑うかもしれません。
事前に連絡を
安心して受け取ってもらうためにも、荷物を送ったことだけは連絡を入れておくのがベストでしょう。
ずばりプレゼントだと言わなくても、郵便物が届くことさえ伝われば大丈夫です。
サプライズ度は少し下がってしまいますが、それよりも相手を不安にさせないことや無事に届くことの方が大切ですよね。
もし荷物が届かなかった場合にも「送ったものまだ来ないよ?」と連絡をもらうことができます。
すぐ問い合わせすれば紛失のリスクも下げられますからね。
宅配便も郵便も匿名は不可
勘違いしている人が多いですが、基本的に郵便物を匿名で送ることはできません。
発送伝票の依頼主欄が空白では荷物を受け付けてもらえません。
配送業者としても、届け先にトラブルがあったときに送り主に連絡取れないのは困りますからね。
もちろん詳しく本人確認するわけではないので、嘘の住所や名前を書くことはできます。
ですが嘘の名前を見て相手が受け取ってくれる可能性は低いですよね?
しかも、拒否されたときには荷物の行き場がなくなって処分されてしまいます。
やはり送り主の情報は正確に記入しないとマズイです。
匿名で発送する方法はあるの?
匿名で送りたいけどトラブルは避けたい。
こんな人のために個人情報が相手にだけ伝わらない「メルアド宅配便(SNS宅配便)」というサービスがあります。
どんな仕組みかと言うと…。
- 送り主がメルアド・個人情報を登録。
- 発送先の情報(メルアド・SNS・住所)を入力して依頼。
- 相手が受け取りを了承すると依頼が成立。
- 業者が集荷に来る。
- 荷物は東京の配送センターに運ばれて匿名の伝票に貼り替え。
- 配送されると完了メールが送り主に届く。
個人情報をお互いに知らなくても発送できる。
相手が受け取りを了承しているのでトラブルが少ない。
という点がこのサービスの売りですね。
欠点は到着まで日数がかかるところと小さい荷物では割高になる点。
事前に相手が了承しないと送れないので、残念ですがサプライズにも不向きですね。
品名は大雑把でいいので書く
荷物の送り状には中の品名を書く欄があります。
実はこの品名欄も記入が義務付けられています。
とくに海外に発送する場合は品物の確認は重要で、書き方によっては荷物がストップしてしまうこともあります。
国内に発送する場合はそこまで神経質に書く必要はありません。
衣類・食品・陶器・時計・ワイン。
このくらい中身が想像できる書き方なら十分です。
雑貨や装飾品では漠然としすぎています。
森伊蔵とかパールマスター39みたいな固有名詞を書くのもわかりにくいのでよくありません。
また、ワレモノ・生ものなど伝票の条件に当てはまるなら〇をつけておきます。
逆さにしてほしくない荷物には「天地無用」、電子機器を送るときには「精密機器」などシールを貼られる場合もあります。
配送業者が注意を払うために必要な項目なので、漏らさず記入しましょう。
★嘘をついてはダメ
サプライズにこだわって品名に嘘の情報を書いてはいけません。
宅配便には破損や紛失の際に一定金額まで補償がつけられています。
嘘を書くとその補償などが受けられなくなるかもしれませんよ。
自分の手を離れてから相手の手元に届くまで何があるかはわからないものです。
正しい情報を書いておきましょうね。
まとめ
身も蓋もない言い方ですが、サプライズに郵送プレゼントは向いていません。
驚かせたいなら直接会って渡したほうがいいでしょう。
どうしても手渡しが難しければ、「驚き」部分はある程度妥協が必要になります。
発送事故を避ける方にを重視して送りましょう。