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収納ケースの臭いなの?衣替えで服が臭い原因と7つの対策

衣替えのシーズンに収納していた服を出してみると、臭うことがよくあります。

いわゆる汗臭い匂いとは違って工業的なプラスチックのような臭い…。

臭いの正体は不明ですがとても身につける気になりません。

今回は、衣替えに臭う原因・イヤな臭いを消す方法について解説します。

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衣替えに服が臭う原因

収納してあった服が臭う理由は大きく分けて2つあります。

 

一つは防虫剤です。

防虫剤といえばナフタレンの独特な臭いが思い浮かびます。

長時間収納してあるとどうしてもあの強烈な臭いがうつってしまうんですね。

ただ、ナフタレンは揮発性なので臭いは時間とともにおさまります。

出した瞬間は「うわ!臭いっ」と思っても、数日後まで続くことは少ないです。

 

もう一つはカビです。

通気性の悪い衣装ケースやタンスの中はカビの温床です。

目には見えなくても服の繊維の中に細かいカビが発生しています。

このカビから、プラスチックのような墨汁のような埃っぽいすえた臭いが出てきます。

ナフタレンの臭いと違ってカビ臭はほったらかしではなかなか消えません。

 

プラスチックの臭いは服につく?

服にプラスチックケースの臭いがうつっているのでは?

すえた臭いをかぐとそう考えたくなりますが、その可能性は低いです。

 

私たちがプラスチック臭と感じているものの正体はカビや防虫剤の臭いがケースに付着したものです。

プラスチック自体はポリプロピレン(PP)・ポリエチレン(PE)など材質によっていくつか種類がありますがどれも無臭です。

ペットボトルもプラスチックですが臭いはほぼありませんよね?

 

最近では少なくなりましたが、まれにプラスチック製造過程で使用する安定剤が臭うこともあります。

新品のプラスチック製品が臭う理由はほぼこれですね。

どちらにしても臭いの原因はプラスチックそのものではありません。

付着したカビ・防虫剤成分・安定剤を落とせば臭いはしなくなります。

 

消臭スプレーをかける

なんだかんだで消臭スプレーは簡単で頼りになります。

服に繁殖した菌を除菌できるので、とりあえずイヤな臭いを抑えることができます。

ですが、これはひとまずの応急処置と考えた方がいいですね。

これだけで完全に臭いのもとを消すのは難しいでしょう。

 

また、デリケートな繊維だと変色してしまうこともあります。

スプレー前に一度、目立たないところで試した方がいいですよ。

 

 

脱臭剤で集中消臭

スプレーを使いにくい服には脱臭剤による消臭がおすすめです。

ビニール袋に衣服と脱臭剤を入れて数時間放置します。

この方法は急ぎでナフタレン臭を消したい時におすすめです。

 

脱臭剤は無香料で臭いを吸い取るタイプでないと効果はありません。

冷蔵庫で使うような活性炭のものがいいですね。

 

 

外に干す

できれば衣替えは、いい天気で湿度が低い日の午前中に始めましょう。

出してみて臭いが気になる衣類は、そのまま外に干してしまいます。

風通しよく衣類の間隔をあけて半日も干せばかなり臭いは軽減しますよ。

 

外干しでとくに効果が高いのが、服についたナフタレンなどの防虫剤の消臭です。

出したばかりだと絶望的に臭いナフタレンも風を当ててやると意外にアッサリ消えますよ。

 

扇風機をあてる

 外に干すことができない場合は、部屋で扇風機を回して風をあてましょう。

外干しよりスピーディーに臭いを飛ばすことができます。

臭いが部屋に充満してしまう可能性もありますから、窓は開けておいてくださいね。

風を当てる前に消臭剤を振りかけておくと効果倍増です。

 

スチームアイロンをあてる

落ちにくいカビの臭いはスチームアイロン蒸気で除菌してしまいましょう。

臭いの元を断つことでパワフルに消臭できます。

ドライヤーで熱風を当てても同じような効果が得られます。

ですが、蒸気があるスチームアイロンのほうが臭いは消えやすいです。

 

どちらにしても、あまり熱を当てすぎると衣類の傷みに繋がりますのでご注意ください。

火傷にも気をつけて作業してくださいね。

 

風呂場に干す

スチームアイロンがない場合におすすめなのがお風呂場の湯気を利用する方法です。

家族全員のお風呂が終わったら、お湯は張ったままで臭いが気になる洋服を干しておきます。

充満した湯気に臭いの粒子を吸着させることで消臭できます。

 

浴室に服を干す棒を設置する必要があること。

服が湿気ってしまうのですぐには着られないのが欠点ですね。

カビないように着る前にはしっかり乾燥させてください。

 

洗濯する

いろいろ消臭を工夫するよりもう一度洗ってしまったほうが早い場合もあります。

洗濯してしっかり乾かせば大抵の場合は気になる臭いは消すことができます。

香り付きの柔軟剤なども上手に利用しましょう。

※逆に服を収納する前には柔軟剤なしの洗濯がおすすめ。

残った柔軟剤が雑菌の原因となりやすいので使わないほうがいいです。

 

消せない臭いはつけおき洗い

臭い服をよく見てみると、襟や袖口に黄ばみ汚れが付いていませんか?

これは日頃の洗濯で落としきれなかった皮脂が変色したものです。

毎日着ていると気づかないうちに蓄積してしまうんですよね。

そのまま仕舞い込んでしまったせいで臭いがするんです。

 

こうなると通常の洗濯や簡単消臭では太刀打ちできません。

酸素系漂白剤でつけおき洗いをしましょう。

つけおき洗いの方法や黄ばみの落とし方についてはこちらの記事をご覧ください。

 

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まとめ

衣類の臭い消しについてまとめました。

次の衣替えには臭いに悩まされないように、衣類はしっかり洗濯をして防虫剤や乾燥材と共に収納してくださいね。

ときどき虫干ししてやることも大切です。

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