心待ちにしていた友人の結婚式なのに、急な出来事でどうしても行けなくなってしまった…。
残念ですが相手に欠席することを伝えなければいけません。
けれど面と向かっては言いづらいですよね。
メール連絡じゃダメかな。
そう考えてしまう人もいるかも知れません。
今回は結婚式欠席の連絡手段は何がベストかを伝える時期によって細かく解説します。
またそれぞれのご祝儀はどうすべきかについても説明します。
招待状の返信前に欠席がわかっている場合
欠席連絡の手段は?
結婚式というのは大安に行われることが多いものです。
同じ日に親戚の結婚式に出なければいけない、なんていうことがあっても不思議ではありません。
そんなときには、招待状の「欠席」に〇をつけて返信してください。
この場合メールで「ごめん、この日は行けないの」と伝えて終わりではいけません。
招待状をいただいているのですから、必ず郵送で返信をします。
ただし通常は、招待状が届く前に出席の打診があるものです。
この段階で出席を断るならメールでも構いません。
ご祝儀は?
招待状前後で欠席を伝えたのであれば、ご祝儀は渡さなくてもいいと言われています。
まだこの時点ではあなたのぶんの食事などの手配は始まっていないからです。(ご祝儀は食事代ではありませんが)
それでも、私だったらお祝いのプレゼントくらいは準備しますね。
招待してくれるような間柄であること、出席できない申し訳無さもありますから。
新生活で使ってもらえそうな物を探してみてはいかがでしょうか?
招待状の返信をした後に行けなくなった場合
欠席連絡の手段は?
基本的には招待状を返した後に欠席するというのはできる限り避けたいものです。
あなたの分も含めた数で、食事や引き出物などの準備が進んでいるからです。
結婚式の席は飲み会の予約人数とはわけが違います。
急な変更に対応できないこともあるので、新郎新婦側に手間や金銭的迷惑をかけてしまいます。
かりに変更できるタイミングだとしてもぽっかり席を空けてしまうことになります。
ぎりぎりで別の人を招待することはできませんからね。
なのでよほどのことがない限り欠席はするべきではありません。
しかしどうしても出られなくなってしまったなら、できるだけ急いで相手に連絡を入れることが肝心です。
できれば直に会うか電話するかで「出られない」と伝えるのが望ましいでしょう。
メールやLINEでは、こちらは送ったつもりでも受け取る側でスマホが壊れていたりすれば確認してもらえないからです。
後から「メールした」「見てない、届いてない」となっては人間関係にもひびが入りかねません。
仕事中なので取り急ぎメールでお知らせ、というのはありですが、追って電話連絡を忘れずにしてくださいね。
ご祝儀は?
直前のキャンセルなら、ご祝儀は出席時に渡す予定の金額を送るのが常識です。
いろいろな手配が進んでいる中でのキャンセルですからね。
こういうケースで「欠席だからご祝儀なし」「半額でいい」みたいな主張をする人がいますがこれは完全に非常識です。
ご祝儀はできれば直接会って渡せるといいのですが、無理ならば郵送でもかまいません。
郵送の場合はなるべく式の前に届くように手配しましょう。
式の一週間前くらいには届いているのがベストですね。
★欠席時には電報がおすすめ
仲の良い友人の結婚式で、申し訳ない気持ちでいっぱいなら電報を送るのがおすすめです。
電報は普段受け取ることがまずないので、非日常的でとても印象に残ります。
貰うとかなりうれしいものですよ。
いまは可愛らしいデコレーション電報もたくさんありますからね。
式の直前に行けなくなった場合
欠席連絡の手段は?
身内に不幸があった、自分のケガや病気で急に入院しなければいけなくなったなど、式の数日前~前日に参加できなくなることもあるでしょう。
この場合はなおさら直接話すほうが賢明です。
すでに相手に迷惑をかけるのは避けられませんが、タッチの差で料理だけはキャンセルできるなんてケースもあります。
メールが確認されるまでのわずかなタイムラグも惜しいです。
また、いないとは思いますがメールだけで欠席のお知らせを完了させるのは言語道断です。
必ず電話か対面で欠席を伝えます。
ただしおめでたい席なので、不幸な理由をストレートに伝えるべきではありません。
「やむを得ない事情で」と濁してもいいでしょう。
あとでお互いに落ち着いたら本当の理由を伝えれば大丈夫です。
ご祝儀は?
ご祝儀の金額はもちろん出席時と同じ額です。
式当日には間に合わないとしてもできるだけ早く送りましょう。
現金書留を速達で送ればかなりスピーディーに送れますよ。
ちなみに身内の不幸が欠席理由なら喪中となりますが、それでもご祝儀を早く送る方を優先します。
相手に喪中は関係ありませんからね。
喪が明けるまで送らないのは失礼です。
まとめ
ことが結婚式への欠席となるとメール連絡は軽すぎます。
補助的に使うのはいいですがメールだけ送っておしまいではあまりに失礼です。
はっきりと確実に伝わる連絡手段を選びましょう。
言いづらくても「ごめんなさい」と「おめでとう」の気持ちをきちんと相手に伝えてくださいね。