故障、停電…。冷蔵庫のトラブルは突然やってきます。
また、暑い時に限って壊れたりするんですよね。
食材を守るための応急処置。
しばらく冷蔵庫なしで過ごすための対処法をまとめました。
クーラーボックスを使う
まず急ぎたいのは、壊れた冷蔵庫の中身の保護です。
アウトドアで食材や飲み物などを冷やしておくためのクーラーボックス。これをとりあえずの冷蔵庫代わりにしましょう。
もしなければ、ホームセンターやアウトドア用品店に行ってみてください。
一時しのぎなので、レジャー用の大型サイズではなくコンパクトな方が冷えやすくていいですよ。
発泡スチロールの箱を使う
発泡スチロールの箱を手に入れられるなら、それをぜひ活用しましょう。
厚みがあればクーラーボックスに引けを取らない保冷力があります。
なにより安くて大胆に使えるのがいいですよね。
近所のスーパーにお願いすれば、使用済みの箱をもらえることも多いですよ。
★スーパーの持ち帰り氷を利用
箱の中を冷やすための氷ですが、故障した冷蔵庫に残っていればまずはそれを使いましょう。
加えて利用したいのがスーパーの持ち帰り用氷です。
生もの持ち帰りの保冷用に、自由に使える氷を準備しているお店がありますよね。
これを少しいただきましょう。
ただしこれは買い物客へのサービスですから、お金を使って常識の範囲内の量をもらうようにしてくださいね。
冷蔵庫をクーラーボックス代わりに
意外に盲点なのが冷蔵庫をそのまま保存ボックスとして使うことです。
故障して冷えない冷蔵庫でも、その断熱効果の高さはクーラーボックスの比ではありません。
もちろん大きな冷蔵庫を故障前と同じように使うのは効率が悪すぎます。
おすすめは下段引き出しのような狭い範囲だけで収納をまかなうやり方です。
もらってきた氷を敷き詰めて開け閉めしないようにすれば、数日間は冷気が保てます。
ただ、いずれ溶けるので氷はビニールに入れて厳重に縛ってくださいね。
野菜を正しく常温保存
冷蔵庫があると深く考えずに野菜室を使ってしまいます。
ですが、野菜には常温で保存できるものも少なくありません。
正しく行えば冷蔵庫より長持ちする保存方法もあるかもしれませんよ。
※ここで言う常温とは20℃までを指します。
トマト
青みが残るトマトなら新聞紙に包んで常温保存が可能。
ただし、通気がよく涼しい場所でも2~3日が限度。
ミニトマト
洗いながら割れているものを選別。優先して食べる。
保存するトマトはヘタをとらずに水を張ったタッパーに入れる。
なるべく涼しい場所に置く。水は毎日取り替える。
キャベツ・レタス
芯を手でくり抜いて濡らしたキッチンペーパーを詰める。
水気が飛ばないようにラップorジップロックに入れて保存。
(暖かい時期の保存は厳しいです)
大根
葉の部分は切り落とす。
濡れた新聞紙で包んでビニールに入れる。
涼しい場所に立てて保存する。
玉ねぎ・長ネギ・ごぼう・じゃがいも・サツマイモ
里芋・白菜・かぼちゃ・ナス
常温保存向きの野菜。
新聞紙に包んで涼しくて光の当たらない冷暗所に保存可能。
賞味期限の近い物から使っていく
いくら工夫しても冷蔵庫なしでの食材保存は難しいです。
できるだけ食材ストックは少なくしましょう。
お肉やお魚といった生鮮食品、傷みやすい野菜などから消費できるように献立を工夫します。
腐らせてしまってはもったいない上に無事な食材まで悪くしかねません。
保存がきく食材を買い足す
冷蔵庫なし生活が続くなら保存食の力は欠かせません。
缶詰・レトルト・乾物などに目を向けて、買い足す食材を選んでいきましょう。
最近のレトルトは種類が多くてクオリティもやたら高いですよ。
スーパーではついでに無料の氷をもらってくるのを忘れずに!
外食やお惣菜でしのぐ
外食やお惣菜を上手に取り入れていきましょう。
金銭的に高く付きそうですが、保存がきかない状態で自炊するよりは安くすむはずです。
健康のことを考えるとフル外食はおすすめできませんが、何割かは取り入れるのは仕方ないと思います。
まとめ
- クーラーボックス保存
- 発泡スチロールの箱で保存
- 冷蔵庫をクーラーボックス代わりに
- 野菜を正しく常温保存
- 賞味期限の近い物を優先消費
- 保存がきく食材を買い足す
- 外食やお惣菜でしのぐ
冷蔵庫なしでしのぐ方法をまとめてみました。
故障すると初めてその働きの大きさに気づきますよね。
直るまでなんとかがんばってください。
意外になんとかなって、そのまま冷蔵庫なし生活に突入しちゃう人もいるかも…。