学校卒業、就職、転職、結婚…人生の節目に必要になることが多い引っ越し。
隣近所に挨拶をするのはわかりますが、悩ましいのが大家さんです。
やはり挨拶をするべきでしょうか?
するとしたらタイミングはいつがいいのでしょう
引越し時の大家さんへの挨拶についてまとめました。
大家さんへの挨拶はアリ?なし?
そもそも大家さんへは引越しの挨拶をするべきでしょうか?
有り無し両方の意見がありますが、やはり挨拶はするべきだと思います。
近くに住んでいれば顔を合わすことも少なくありません。
どんな場面でお世話になるかわかりませんよね。
そんな時に、一言挨拶があるのと無いのとでは多少は対応が変わるものです。
そもそも大家さんもどんな人が越してくるのか不安なはずですからね。
同じ大家でも距離感の違いあり
ただし大家さんによっては、挨拶に行くべきではないケースもあります。
あきらかに住民と距離を取りたがっている大家さんもいますからね。
同じ敷地内に住んでいる場合と遠方住まいでは店子との接し方が全然違うのも当然です。
★不動産屋の自社物件
不動産屋が持っている自社物件。
この場合は大家が不動産屋なので挨拶は不要です。
★不動産屋に挨拶不要といいつけてある
店子がたくさんいて入居退去が激しいと、そのつど挨拶に来られても困るという大家さんもいます。
単純に煩わしいことに関わりたくない、という人もいますね。
不要と言われているのに無理に挨拶しに行くのはやめましょう。
★遠方住まいで管理会社にすべてまかせている
管理会社にすべて任せていて大家さん自身は物件から離れた場所に住んでいるケース。
この場合は挨拶に行くのも大変ですし、来てもらった大家さんも対応に戸惑ってしまうかもしれません。
近くも遠くもない微妙な距離の場合は、管理会社の人に挨拶に行くべきかたずねてから決めるのがいいでしょう。
私が以前住んでいたマンションもこのおまかせケースでした。
大家さんは高齢のおじいさんで、自分で管理はとてもできないので不動産屋にすべてを任せていた形。
契約時も日常の伝達事項もすべて不動産屋を通していたので、最後まで顔を合わせることはありませんでした。
気楽ではありますがちょっとさびしい気もします。
でも今はこういう大家さんが少なくないんでしょうね。
入居時・退去時の挨拶タイミングは?
大家さんに挨拶するとしても難しいのはタイミングです。
できるだけスムーズに挨拶できる時期を選びましょう。
★入居のとき
入居前には大家さんとの距離感もわかりません。
ここは素直に「大家さんへの挨拶はどうしたらいいでしょうか?」と不動産屋に尋ねるのがいいでしょう。
はっきり挨拶不要と言われていればそう教えてくれるはずです。
挨拶したいと思っている大家さんならば不動産屋さんから連絡を取ってくれそうです。
遠方なら電話だけで済むでしょうし、もしかしたら引越し当日に立ち会いたいという方もいらっしゃるかもしれません。
うまくいけば、大家さんが立ち会ってくれることで引っ越しでお騒がせする周りの人たちへの挨拶もスムーズに運べるかもしれませんよ。
★退去のとき
引っ越すことが決まったら、まず契約書を確認しましょう。
部屋の解約の申し出が何日前に必要なのかが書いてあると思います。
家賃の日割り計算などは退去日を基準にして決まることもありるので、話し合いが必要ですからね。
ここで、物件の管理者によって連絡先が変わってきます。
大家さんに連絡が必要なら、「具体的な日程はまだ決まってはいないけれど退去が決まったとき」と「具体的な退去日が決まったとき」の最低でも2回は事務的な伝達が必要です。
そして退去日に忙しくなりそうなら、その前日くらいにもう一度連絡を入れてお世話になったことへのお礼を伝えましょう。
近くに住んでいる方だったり、退去日に立ち合いを希望する大家さんなら、ちょっとした菓子折りと共に感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。
退去連絡を不動産屋や管理会社宛てにということであれば、その連絡のときに大家さんへの挨拶をしてもいいか尋ねてみてください。
ただ、入居のときと違って大家さんとの距離感もなんとなく把握されていると思います。
不動産屋にきかなくてもなんとなく挨拶すべきかどうかの空気は感じるのではないでしょうか。
まとめ
今では挨拶なんかいらないというドライな声も多いですが、やはり人間関係を円滑にするためには挨拶はするべきです。
もちろん会いたくないところに無理に押しかけるのはいけませんが、面倒がって後で気まずくなるようならサッと先に挨拶しちゃったほうが全然楽ですよ。