ここ数年でイースターが日本でも少しずつ浸透してきています。
関連商品やイベントも増えてきました。
でも、イースターって何をするのかイマイチわかりにくいんですよね。
というわけで、いまさら聞きづらいイースターの過ごし方・楽しみ方についてまとめました。
イースターとは?
イースターは日本語にすると復活祭になります。
処刑されたイエス・キリストが復活した日とされていて、キリスト教ではとても大切なお祭りなんです。
キリストが人間から神様になった日なので宗教的な意味は大きく、クリスマスよりも重要視されているほどです。
日本で受ける印象とはかなり隔たりがありますね。
イースターはいつ?
イースターが行われるのは「春分の日を過ぎて最初の満月から一番近い日曜日」です。
(※春分の日は3/21固定・満月設定も日本の暦とは異なる)
毎年日付が違う移動祝日というわけですね。
2018年は4月1日。
2019年は4月21日です。
いつも4月ならまだいいんですが、年によっては3月後半がイースターになるときもあります。
この月をまたいでしまうところが、日本でのイースターの盛り上がりを阻害しているような気がします。
さらにややこしいことに、算出基準となる暦によっても日付が変わってきます。
上の日付はキリスト教の中でも西方教会が用いるグレゴリオ暦で算出したもの。
東方教会ではユリウス暦を採用しているので、同じ年でも日付がずれてしまうんです。
イースターは何をするの?
クリスマスならケーキを食べたりサンタにプレゼントをもらいます。ハロウィンはコスプレのイメージが日本でもすっかり定着しましたよね。
ではイースターではどんなことをするのでしょう?
シンプルに紹介していきますね。
イースターに食べるものは?
イースターには卵料理や肉料理を食べます。
40日間の断食により食べられなかったこれらのごちそうがイースターの日に解禁されるんです。
とくに卵は命の誕生を表すイースターには欠かせないシンボルです。
またラム肉も、キリストが「神の子羊」と呼ばれたことから重要視される食べ物です。
他にも、ホット・クロス・バンズという十字の切込みが入ったパンもイースターフードとしてポピュラーです。
ラム肉・卵・十字パン。
私たちが無理なく取り入れやすいのはやっぱり卵ですね。
イースターにはちょっと意識して卵料理を作ってみるのはいかがでしょうか?
イースターエッグを作る
イースターの象徴とも言える卵。
イースターにはこの卵の殻をカラフルな色や模様で飾り付けしたイースターエッグを作ります。
子供はカラフルな物が大好きですからね。
一緒にイースターエッグを塗っていると気分も盛り上がってきますよ。
自信作はインスタにあげてみるのもいいんじゃないでしょうか。
イースターを飾り付け
クリスマスのようにイースターも家の中を飾り付けしましょう。
カラフルなイースターエッグを並べたり、ウサギのお人形を並べたりします。
というのも、ウサギはイースターバニーと呼ばれて卵と並ぶイースターの代表的なモチーフなんです。
ウサギは子沢山で縁起がいいので、子孫繁栄の願いが込められてイースターのシンボルになったと言われています。
エッグハント
エッグハントはその名の通り卵を捕獲する遊びです。
簡単に言えば、家の中や庭に隠した卵を探すゲームですね。
子供たちはパステルカラーの洋服に身を包み、見つけた卵を入れるバスケットを持って参加します。
リアルな卵を隠すと潰してしまうかもしれないので、卵型のカプセルがよく使われます。
日本でもイースターの時期になると専用パッケージのお菓子がお店に並びます。
カプセル無しでも個包装のお菓子ならそのままエッグハントに使えますよ。
エッグロール
エッグロールも名前そのまま卵を転がす遊びです。
大きな木のスプーンを使ってイースターエッグを転がしてゴールを目指します。
卵は球体と違って真っすぐ進んでくれないので、簡単そうに見えてなかなか大変なんです。
アメリカではホワイトハウスの毎年恒例行事になっているほど馴染み深い遊びです。
日本ではまだあまり根付いていませんね。
TDLのイースターイベント
日本でも少しずつイースターのイベントは増えてきています。
そんな中、圧倒的に知名度が高いのが東京ディズニーリゾートのイースターイベントです。
ショーやパレードだけでなく会場全体がイースターカラーに彩られるとても人気のあるイベントなんです。
今のところ日本でイースターと言えばディズニーが一番に頭に浮かびますよね。
まとめ
イースターといえば卵……そしてウサギ。
4月上旬前後に開催される。
ひとまずこんな風に覚えておけば間違いありません。
カラフル卵や美味しいお料理で家庭でも気軽にイースターを楽しみましょう。